遠足
今回のネイルを、同僚が見たら、
「これ、その封筒の色じゃん!」
えっ?
あー、本当だー。
テーブルに置いてある、前の日、処理していた封筒の色と、まったく同じだわ。
だからなんとなくこの色を頼んだんだ。
ただの頭の中の残像だったんだ。
単純ね、あたし。
昨日、軽井沢の知人が送って来た写真。
テニスコートの紅葉
ちなみにこのテニスコートは、天皇様と美智子様がいつも軽井沢でテニスをなさる場所です。
今日はふみの遠足の日です。
今朝、パパはお弁当を作りました。
玉子焼き・さつま芋揚げ・ウズラの玉子の醤油漬け・コロッケ・鶏肉ささみの唐揚げ・ミニトマト・豆ひじき。
おにぎり。
昨日からメニューを書いたりして、この“愛父弁当”作ることは、パパは結構楽しそうでした。
(たすかるぅ〜)
登園道で、ふみに、「お昼に、さきに一人でお弁当を食べちゃダメよ。先生の話を聞いて、お友達を一緒に食べること、ね」と念入りにふみに言い聞かせた。
ふみは、うんうんと答える。
(前回の遠足では、みんなまだ一緒に遊んでる時なのに、なんとふみは、勝手に一人でレジャーシートを敷き、お弁当を取りだし、食べ始めたそうで、
先生たちはびっくりして、それから面白がって、連絡帳にそのことばっかり書いてた。「その姿がかわいくて…」と。)
保育園に着いて、ふみはどうしてもママも一緒にお部屋に入ってぇ、とおねだり。
お迎えの時は保護者が入っていいけど、
送りの時は親が原則として玄関までだけどね。
ふみがどうしてもと言うから、仕方なくお部屋まで入りました。
子供たちは遠足の期待で、わいわいしていた。
お弁当の入ってるリュックを、机の上に並べることになっている。
「ふみくん、お弁当は自分のマークのところで置いてね、ふみくんのマークは飛行機でしょう」とSちゃんが近づいてふみに言った。
「知ってるよ、言わなくていい」とふみは愛想なく言った。
人が親切に教えてるのに、その言い方はないでしょうよ、ふみ。
郵便局に行って戻って来た時、ちょうどふみたち遠足に出発して、大通りを渡ろうとするところでした。
横断歩道で信号待ちの水色の帽子のふみたちを、隠れて見てました。
先生はわたしに気づき、笑った。
急に、Hくんがわたしに気づき、
「ふみくんのママだ」と言った。
あっという間、子供たちから、
「ふみくんのママだ」「ふみくんのママだ」との叫び声があたりに響くようになった。
仕方なく子供たちのところに行った。
ふみ、照れながら近づいて、
「えぇぇぇ、なんでここにいるのよ」と、にやにやしてわたしの手をつかんで腕を揺らす。
そうしたら、YくんもTくんもHくんも、みんなわたしの手をつかんで腕を揺らす。
×翼の大きい黒い車が走って来て、
すごいボリュームで高揚した歌を流してる。
子供たちは「え〜なにそれ」と笑って車を指さす。
さすが怖いもの知らずの年齢だ。
夕方ふみをお迎え、
歩きながら、「ふみ、今日ママと信号のところで会って、照れくさかった?」
「うん。だって、遠足に行くのに、なんでママがいたの?疲れてきたよ」
なんでママを見たら疲れるのよ。
パパに話したら、
なんとなく言ってることがわかると言う。
ふみは、お弁当おいしかったと言って、ミニトマトだけは残してた。
連絡帳に、「お昼はふみくんはみんなと一緒に食べた」とわざわざ書いてくれてた。
前回のふみ一人シートの上で座って、勝手にお弁当を食べる姿は、よほど前代未聞のできことだったでしょうね。
夕食は餃子を作った。
白菜餃子。
水餃子にしたかったが、白菜のシャキシャキ感が残るので、ふみは苦手なんだから、蒸した。
最近の餃子は専ら蒸すほう。
ふみは、焼くのや茹でるのより、蒸すのが好き。
あっさりしておいしいが、ふみはやっぱり大根の蒸し餃子がいいと言う。
大根餃子ね〜