京都へ
夜中からの雨は朝になっても少しもやまず、予報によると、
今日から三日間、東京も京都も雨だそうです。
雨はちょっと不便だが、これでベランダのお花たちを心配しなくて済むわ。
でないとこの時期、三日間も水をやらないなら、植物は萎れしまいます。
電車や新幹線で、ふみは、やたらとわたしのことを心配してくれてました。
「ママ、挟まれるから、ちょっとこっちへ」
「ママ、速く乗って」
嬉しい、うれしいよふみ。
京都には、数えきれないって言っていいほど、行きました。
来日して半年ぐらいのころ、知人が連れて行ってくださって、初めて京都・奈良・大阪に行きました。
京都が好きになりました。
きれいだからだけではなく、
どこか懐かしくて、妙に落ち着くのです。
以来、京都市内だけではなく、嵐山、大原なども何回も行きました。
雪の嵐山…なんて憧れますけど、
歳を増すとともに、とにかく寒さに苦手で仕方がありません。
ふみは、小さい時に新幹線に乗るだけで楽しくてしょうがないのでしたが、今回は、だいぶ退屈がって、まだ着かない、まだ着かないと何回も聞いてきます。
体力がついてきて、じーっとしてるのが、しんどいのかしらね。
もう少し大きくなって、好きな本でも持って来たら、まただいぶ違うのでしょう。
今朝、目覚めた途端、ふみは、「ママ、ぼく、新幹線の中のカホッを怖くないから、頑張るから」とわたしの耳元で囁いた。
笑ってしまいました。
カホッと言うのは、新幹線のトイレのことです。
ふみは新幹線や飛行機のトイレの流す時のカホッという音が大の苦手なんだ。
でも今日は、約束通り、ちゃんとわたしと新幹線車内のトイレに行きました。多少泣き顔をしたけれど。
京都は雨が上がってました。
ホテルに荷物をおき、山陰線に乗って、嵐山へ。
静寂な川や山は、文伯には風情がありすぎて、わかりにくい?ちょっと退屈そうでした。
豆腐ソフトクリームを食べて、やっと少し調子が出てきて、京都駅に戻る電車の中でぐっすり。
京都駅前は相変わらず修学旅行生で賑わってます。
生徒たちは、しゃがんで旅行会社らしきの人の説明を聞いてます。
「では、次は校長先生から…」
校長先生が「生きて戻って来い、以上」
(^o^)/素晴らしい。
京都タワーに行くのを拒否した文伯は、嬉しそうにパパとホテルの大浴場へ行きました。
関東も梅雨入りと発表したみたいですね。
テレビつけて天気予報を見てみたら、
明日は一日中雨、夕方からは大雨だと。