初めて

今日は念願の実弾演習の観覧の日。



朝4時ぐらいに起きて、パンを焼いて食べて、洗濯もして、家を出ました。
自衛隊のバスは6時半の出発で、わたしは5時50分に最寄の地下鉄駅に降りました。

で、先方から貰った地図を持って、道を迷いました。
そもそも地図は、自分が描いたの以外、ほとんど読めないわたしだが、もらった地図はわかりにくく、余計に混乱(@_@;)



「あなた今どこにいるの?」と、集合場所に先に着いた知人から電話をかかってきて、
「それが、わたしもわからないんです」



時間どんどん過ぎて、やっとお巡りさんに会って、やっぱりわたしが持ってる地図がわからなく、番地を言って、お巡りさんの地図でわかった。
なんとか出発するぎりぎり前に、集合場所にたどり着いた。



早朝なので、気温はまださほど高くないが(毎日のように27℃〜34℃)、湿度があって、じめじめして酸素が足りない感じで、おまけに本気に焦ったから、気分悪くなるほど。


わたしたちの集合場所からはバス2台だけだが、今日の演習に、全国から3万5千人見学者だそうで、前日からこっちに泊まる人もたくさんいるそうだ。


バスは3時間ぐらい走って、富士山が見えて来て、目的地の御殿場に着いた。


途中のサービスエリアでも、御殿場の駐車場も、迷彩服の自衛隊員がたくさんいました。



駐車場から、徒歩20分の砂利の山道を登っていると、ぞろぞろ通る迷彩服、そのブーツで舞い上がる土埃、なんとなく戦時中の気分を味わったような。



あっつ〜い、35℃ぐらいはラクラクあるわ。
風もなく、凄まじい陽ざし。




「平成22年富士総合火力演習」が始まった。
放送で登場した装備を紹介してる。

F−2の航空火力。


素早い!
F−2が上空に見える時、何の音もなく、姿が見えなくなった時、飛行機が飛ぶ音が残る。
的中したところは火と煙が上がり、しばらくしてかた爆発音が聞こえて来る。


戦車がやって来た。

遠距離火力、中距離火力の迫撃砲・誘導弾。
近距離火力の対人障害・対戦車障害。
対戦車障害は、5百メートル先の戦車の運転席の窓ガラス、見事に的中。


ヘリ火力。


5、6人兵士を一遍に吊り上げる。



戦車火力。



空挺降下。



車まで降下。



戦争って、こんな感じでしょうね。






発射すたびに、すごい音で、耳塞いででも、響いてくる。それと同時に、熱風のようなものが、体を押さえつけてくる。思わずそのつど声をあげてしまうわたし。


しかし暑いワ〜〜
こんな炎天下でじーっと2時間も坐るなんて、それこそ初体験だワ〜
つらいっ、一分一秒をひたすら耐えてるだけ。


観覧席はさほど斜面ではないせいか、日傘が禁止でとのことになって、
幸い帽子も持っていて、顔や腕は薄く焼けて済んだが、日焼け止めが塗ってない肩や首、真っ赤に焼けてました。
凄まじい陽射しは、一枚の布を、らくらく突き抜けてたってことですね。
や〜暑くて暑くて、その暑さは、火力演習と一緒に忘れられないものになるのでしょう。


知人が記念にふみにこの玩具を買ってくれた。

ふみ、来られなくて本当によかったわ。この炎天下、ふみ参ってしまうに違いないや。