長雨

雨は昨日から、しとしと、しとしと、ほぼ今日一日続いてました。
だいぶひんやりとなって、昨夜は冬用の厚いお布団を取り出した。



ちょっと風邪気味で、微熱もあって、今日は休みました。

ふみを保育園にいれて、うちに戻ったら、もうだるさがいっぱいで、布団をかけ、横になって、テレビをぼんやりと眺めたり、眠ったりして。

ひさしぶりだわ〜こんなふうに1人でゆっくりできるなんて。


休みの日だって、溜まってることがいっぱい待ってるし、土日はふみの相手に、もっと体力が要るし、疲れたね、わたし。


お昼は起きて、いただいた韓国の辛いラーメンを茹で、ジャガイモやナス、キュウリなどのお野菜を炒めて麺に載せ、熱く辛く食べました。

何の味付けもしていない、はんぱじゃない量のお野菜は、麺を全体薄味にしてしまって、少し残念。
でも体調がイマイチの時にしては、上出来じゃないかな。


明日はどうしよう。休みたいな〜 けど、また休んだら、そのまま二度とお仕事に行きたくなくなりそうだわ。

こんなに消極的な気分は、秋のせいでしょうか。
今週末は、もう暦上の節気「霜降」のはずだ。晩秋そろそろ終わり、初冬になろうとしてる。
なんて早いでしょうね、歳月の流れは。



ふみはパパに連れてもらって、スイミングスクールへ。
ふみもちょっと風邪気味、色の付いてる鼻水が、かむとたくさん出てくる。
あさっては運動会と言うのに。


運動会、保護者のすることは、わたしのイメージだと、日傘をさして、カメラかビデオを持って、子供たちの競技を見りゃいいこと。けど現実はどうもそうはいかないみたい。

保護者も参加しなくちゃいけないのさ(-_-)


何日前からプログラムらしき紙が配られ、こんな時は掛け声の応援、こんな時手拍子、またわが子の足を自分の足の上に載せて競走…


子供たちの運動会なのに、なんで大人がそういうことをしなくちゃならないのかなって思ってるのは、わたしだけでしょうか。


ま、競技の参加に楽しみで仕方ない保護者は大勢いらっしゃるでしょうけど。




家に飾ってるこの人形は、王昭君という、中国四大美女の一人です。

前漢の時代、北方の隣国との和睦のため、王昭君をはるばるその騎馬民族に嫁がせたという歴史上の実在人物です。

わたしの暮らしていた町の郊外には、この王昭君のお墓がある。
小学校頃の遠足は、決まってこの昭君の墓です。

塚というより、丘という感じの大きいお墓には、王昭君のお骨はなく、片方の靴があるらしい。

それ以外はなんにもないところでした。


当時の中国政府のお偉いさんの書があって、
「昭君自有千秋在
 胡漢和親見識高」
というのは、はっきりと覚えています。


歴史が専門の父に、あのお墓には王昭君のお骨か、靴は本当にあるの?と聞いて、
「あそこの唯一の本物はお偉いさんのあの書だ、はっはっは」と父は苦笑いしているようにも見えた。


とにかく、漢民族の王さんは、騎馬民族に嫁いだことは、大いに宣伝、讃美し記念すべきである。ちなみにわたしたちの先祖のチンギスカンの記念陵に行くのは、誰も提唱しないことであった。



嫁ぐ前の王昭君は、“一番醜い”女性として皇帝の寵愛をもらえず、皇宮の中で悲惨な日々を送っていた。
だから皇帝はこの醜い女性を少しも惜しむことなく、隣国の君主に捧げた。

嫁ぐ日に、皇帝は初めて王昭君の顔を見る、その美貌に仰天。

王昭君は、宮女たちの似顔絵(皇帝に差し出すため)を描く絵師に、賄賂を贈らなかったため、一番醜い顔に描かれていたことがわかった。


けれど、時すでに遅し。皇帝は泣く泣く王昭君を送りだした。

というのは史実らしい。

王昭君の本当の顔はどうであろうが、この人形は美しい。
顔の表情は、聖母マリアを彷彿させる。