晩春
また貧血になって。
もう一ヶ月以上鉄分を飲んでないのですから、また飲み始めました。一生の付き合いでしょうね。
今日は、ふみと地下鉄に乗って、岡本太郎展に行ってきました。
岡本太郎の「太陽の塔」は、大阪の万博公園で見ました。主人は小学生の頃からこの太陽の塔がとっても気に入っているというが、わたしは、ちょっとピンと来ないというか。
会場には、岡本太郎の絵と彫刻、たくさんありました。
わたしには、う…ん、やはりあまり共鳴が感じられない世界だわ。
特に最後の部屋に、たくさんの絵なんだけど、ほとんど目玉のような、渦巻きのような、わたしには圧迫感のみたいのがあり過ぎで、長くいられないほどでした。
それぐらい岡本太郎の芸術には、計り知れないエネルギーがあって、それがわたしに合わないですね、完全にやられて、くたびれます。
岡本太郎は、「芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」
でもわたしはやっぱり、うまくて・きれいで・ここちよい芸術が好きなんだ〜
美しく、哀愁があってもいい、けど、「爆発だ」とは、ちょっと耐えりきれないね。
グッズコーナーで、ふみはこのバッヂがほしいと、買ってあげました。
絶対、仮面ライダーか、なんとかセイジャーと似てるからよ。
あとでパパに見せたら、やっぱり同じことを言う。
出て来てふみに、「岡本太郎展どうだった?」と聞いたら、
「最初はよかったけど、でも、ごぢゃごぢゃで疲れたよ、ごぢゃごぢゃ」とふみが。
はははは、ふみの素直な感想に、笑ってしまいました。
さあー、帰りは、この大手町から、歩いて帰りましょう。風は強いが、せっかくの新緑、せっかくの晩春ですもの。
歩いて歩いて、九段に着いて、
さらに歩いて、靖国神社に。
靖国神社を去って、さらに歩いて、歩いて、うちまで。
あ〜、いっぱい歩いた。
「ふみ、たくさん歩いたから、夜疲れて早く寝たいでしょう、今のうちに宿題をやったら?」
「やっちゃうかー」と言って、ふみは算数と国語をやりました。