季節外れの台風

「雨やまないね、てるてる坊主を高いところにかけたのにな」と、目覚めたふみが言う。


ほんとう。飽きずに降ってます。梅雨前線と台風が重なったからね。


昨日、急に、腰から足までの激しい痛みで、横になったままになってしまいました。


久々の発作です。何年ぶりでしょうか。
全く動けず、それでも激痛は止まらない。


雨の夜でしたが、仕方なく、慶応病院に電話しました。
外科は、いっぱいで入院できるベッドがないとのことで、もう他に当たる気はなくなって。


雨ですし、夜ですし、ふみを預るところもないし、
それに、全く寝返りもできずのわたしは、もう救急車しかないので、
でも救急車はどうしても恥ずかしいですからね。


トイレまで、パパを掴んで少しずつ移動しますが、
痛みで思わず声を上げてしまう。
ふと、ふみを見たら、両手頬っぺたを抑え、とても苦しそう。

かわいそうなふみ。

けど痛みでどうしても平常な顔を装うのできなかったママだから。


寝る前にふみはわたしのところに来て
「ママは入院するの?入院して、そのまま死んじゃうの?」


死なないよ、ふみが一人前になるまで、死なないよ。
神様にも怒ってやったから、ふみまだこんな小さいのに、お母さんが倒れるなんて、どういうことだって。


ふみ、安心したのかな。
死なないよ、ママまだ横になるしか何にもできないけど。


早く良くなればいいな。


今朝になって、一人で寝返りできるようになりました。


奇跡奇跡。まだ降りて歩くことができないですけど。でもすごい変化ですよね。


痛いのはまだ痛いですが、痛みはだいぶひいて、平淡な顔ができるようになりました。


ふみはパパが作ったおにぎりを食べて、仕事を休んだパパと傘をさして、小雨の中、保育園へ行った。


昼頃、強い風が吹き、外は晴れました。
パパに、ベランダに出てもらって、わたしの携帯で、晴れた空を写真一枚撮りました。


久しぶりに見る青空だわ〜、はやくこの目で見てみたいな〜
いつになるのでしょう。