家守り
開いたのを見てないのに、
蓮の花、もうこんなふうになりました。
花の命、短いですこと。
今朝、ラジオの天気予報を聞いて、ふみに、
「お昼頃から雷になるかもよ、今は晴れてるけど」と言ったら、
「雷?じゃ、お昼寝の時、お腹を出して寝ないと」
「どうして?」
「だって、おへそ、取られたいから」
(o^∀^o)
かわいいな、ふみ。
思わずふみの頭をぐちゃぐちゃとする。
雷雨もすっかりあがり、蒸し暑さ、幾分和らげた、かな。
うちに入ろうとする時、
ちっちゃいヤモリが廊下を横断して、うちの玄関の外に止まった。
こっそりうちに入り、ふみに教えようと、
ふみ、パパとお風呂でした。
「ふみ、さっき、廊下にヤモリがいたよ」
「え?!」
「子供のヤモリ、ふみに会いにきたみたい」
パパが、声を細くして、
「ふみ君、この前、僕のパパを捕まえて、でもちゃんと放してくれて、ありがとう。そのお礼に、今日、僕は虫を持ってきました。どうぞ食べて」
「え〜、虫食べるの苦手だな」とふみは、ちょっと困りました。
お風呂上がり、ふみはパパと玄関に出て、
なんと、その子供のヤモリ、まだそこで待っていました。
ふみ、上手にヤモリを捕まえ、
「あ、ヌルヌルしてる、おもしろ〜い、あ、今、僕の指を噛んだ、かわいい〜」
その後、ちゃんと放してやりました。