慈しむ

昨日の一日のザーザーの雨が上がり、気持ちよい朝を迎えることができた。


季節の変り目だからでしょうか、夏の疲れでしょうか、週末から、心臓の具合がよくなくて、それが背中の左側の痛みとなり、断続的に、痛むの。


休みたい。一日、自分の思うがままでいたら、だいぶよくなるじゃないのかしらねって、水曜日のわたしの休日を期待していてたが、

火曜の夜、眠っていたふみが急に起き上がって、吐いてしまって。
お熱もなく、またすぐ眠ったから、変なウイルスではないだろうと、案の定、翌朝、普通の様子のふみであった。


嘔吐した後、胃腸はしばらく敏感でしょうから、念のため、ふみを休ませて、寒い雨の水曜日、二人でうちにいることに。


ゆっくりしたかったけど、またふみの相手にしなきゃならない、辛かった。

宿題をしたふみは、「ママ、これをチェックして」と、国語を渡され、
その何ページかの紙を握ったまま、わたしは眠った。

「ママ、なんで?こぼしてるよ」とのふみの声で、また目覚めて、宿題の紙、あたりに散乱してるではありませんか。


背中の時々の痛みを耐えながら、お昼はふみにシャケおにぎりを作って、なんとか午後になって、なんとか夕方になって、パパが帰ってきて。


一人でゆっくりしたい。もう、どれぐらい一人の休みがなかったのでしょう。


今日は、晴れて、たくさんのお洗濯をして、干して、ふみを保育園に入れて、
わたしは、お休みをすることに。


一人だと、なんてラクで、自由で、心身ともリラックスになれるのでしょう。


これからは、もっと自分を慈しむことに。



保育園から、ぶらぶらと喫茶店へ、薄めのコーヒーを頂いて、またぶらぶらと、日傘をさして。

日傘をさす人、だいぶ見かけなくなったね。
これからの紫外線はそれほどでもないのでしょうけど、まぶしいもん。


ネイルサロンに来て、爪の塗り替えを。
応対してくれた店員さんのKさんのネイルを見て、思わず「かわいいですね」と言って、
「そう?ありがとう。うれしい。これ、なにに見えます?」
「そうね、ドレスのイメージ?中世紀の」
「おっ、そうですか、そう言われて見れば確かに。でも違いますけど」
「えっと、じゃ、カーテン?」
「はい。あたり!うれしい。だって、この前のお客様が、“下着?”っておっしゃったですもん、ちょっと、下着を付けるなんて、変態じゃないんですからって」
そのネイルを撮らせてもらった。

ちなみに、この店員さんのKさんは、男性の方なんだ。


「このカーテン、おうちのカーテンですか?」
「まさかー、ぼく、普通の男の子ですよ。おかまじゃないんですから。ははは、カーテンは、白黒のですから。結婚はしてない、彼女もいないんですけど、キャバクラは行くよ、男の子だから、ほんとうに。でもこういうお仕事をしていると、爪にドクロとかにすると、お客さんが怖いと思うかもしれないじゃない…」


同僚は女子が多いため、飲み会も女子と一緒に行くのが多いんだと。

「でも女の子の恋愛話しは聞いちゃダメ、怖いんですもん。もう人間不信になっちゃうもん。あんな顔して、こんなぼろくそ言ってるんだみたいな」とKさんは楽しそうに話しながら、手早くジェルを塗る。


ハロウィンのテーマのネイルが出来上がり。


買物して、うちに帰って、背中、今日は痛くなってない。

調子乗っちゃダメだ、さっそくお休むことに。

 
ふみをお迎えして、寒くなく、暑くなく、適当な湿度のある夕方の帰路を歩く。

よい季節だわ〜〜