休日
今朝7:40に目覚めたふみは、号泣。
7:30からの、なんとかジャーのくだらないヒーロードラマに間に合わなかったから。
あと20分も見れるのにと、いくら説得してもダメで、
ああ〜、こんな日曜の朝、いやだよ、勘弁してほしい、ただでさえ疲れてるのに、わたしの土日は。
しかし、ああいうヒーロードラマなんて、本当にいやだ。
ただ関連グッズの販売と宣伝しかなにも感じない。
本当にもうたくさん。
昨日の餃子のために、千切器で擦った大根、余ってて冷蔵庫に置いて、開くたびに匂いがすごくて、もう餃子にしちゃおうと思って、ふみも大賛成、自分また包みたいからと上機嫌。
スーパーへ挽き肉と小麦粉を買いに行くことに。
「今日ね、僕は手袋をする気分なんだよ」と、ふみは本当にタンスから手袋を探して出してつける。
29℃の今日に?
半袖に手袋、はいはい、どうぞどうぞ。
挽き肉や小麦粉を買って、
「ママ、これこれ」とふみは子供のレトルトのカレーをカゴに入れる。
帰ってきて、「暑い暑い」とふみはさっそく手袋を脱ぐ。
小麦粉を捏ねて、挽き肉に味付けして、
ふみは急に「お昼はカレー食べる」と、カレー箱を素早く開け、中のなんとかカイジャーのカードを取り出す。
なんなんですかー。
(-"-;)
昨日の餃子を焼いて、包んだばかりのを蒸して、
買ったノンアルコール、ノンカロリーのカクテルを一人で飲む
ふみに、カレー食べるなら餃子を絶対食べないことを約束してもらったはずだが、
手で二個つまんで「美味しい〜やっぱり餃子がおいしいな」と。
…。
「朝からなんなんですかね、人生短いのにね、怒って、気分悪くて、無駄な時間過ごしちゃった、もったいないわ、バカみたい」と呟いてたら、
「ママ、そうよ、もったいないよ、野菜ジュース飲まないともったいない、冷蔵庫に一個あるよ、僕見えたから…」
…。
というわけで、彼は野菜ジュースを飲みながら、テレビの“のど自慢”を見て、笑う。
急に、「ママ、警察も金歯の人がいる?」
ハァー?
「いる?」
「いるでしょう、金歯をしたいなら誰でもできるよ。どうして?」
「べつに。ただ急にそう思っただけ」とふみ。
どうも、のど自慢とまったく関係ないみたい。
先週の柔道の時に、K君のお母さんに、ランドセルはもう買った?と聞かれて、
ランドセル?!来年の3月あたりに買えばと思っていたわたしは、ちょっとビックリ。
けど話を聞くと、ランドセルは9月からもう激戦、
気に入ったデザインのは、どんどん品切れになって行く、来年の3月は、もう売れ残りしかない、と言うシステムのようだ。
へぇ〜〜〜確かに今テレビCMでも、デパートでも、ランドセルをよく見かける。
こういう流れとは全然知らなかった。
少し涼しくなった2時半すぎ、ふみと歩いて新宿へ。
途中ある大使館前に通過、警察はいつもより多い。
アコーディオン式の柵を持って、無線の連絡によって、柵を設置して、×翼の車を止める。
そういった黒い車はすごいボリュームで神出鬼没。
すれ違う携帯電話をする女性はさらに大音量で「はい、はい、でも、今は×翼の車がうるさくて、聞こえないんですよ」
どっちも度胸あるもんだ。
デパートでランドセルを選ぶ。
女の子のはたいへん、色やデザインなどたくさんあって、値段も男の子のより断然高い。
男の子のランドセルは、青、黒、紺しかなくて、
店員さんと喋ってたら、モスグリーンという特別のがあると言う、ふみはそれが“珍しい”と聞くと、即そのモスグリーンに決めた。
「しょってみたら?」との店員さんのすすめにより、
ふみはランドセルをしょって大きい鏡の前に立つ。
凛々しい姿を期待してたが、
照れてるか、鏡中のふみは、猫背気味、暗い顔、いかにもやる気ない。
もう〜
店員さんに聞いたら、やはりK君のお母さんの話しと同じく、今買うのはむしろ少し遅いほう。
へぇ〜〜〜〜
「ふみ、ランドセル買ったと連絡帳に書こうか」
「いやだ、書かないで」
意味わからない。
夕飯の餃子作り、ふみは本格的に参戦。パパも。
ふみは上手だったり下手だったり。
足や尻尾が分厚くて、まあ、小麦粉を存分に味わったって感じ?
お風呂場に入ったらビックリ、黒い物体が浴槽の陰に!
恐る恐るみたら、「黒いナメクジじゃない?大きいよ、なんとかして〜」とわたしはパニック。
ふみは聞こえないみたい、パパは風呂場に行って、「あ、これ、ウツボ、ふみの玩具、いつもお風呂の中であそんでたから」と。
勘弁してよ。