よく晴れた空、冷たい北風、この時期らしいお天気が続いてる。
午後、パパは少し早めに帰って来たので、三人で豊川稲荷へお詣り、毎年のように。
やはり、日は少し長くなりましたね。4時過ぎても、まだ暮れてない。
なら歩いて行こうか。
そう思うのは親だけ、ふみは歩くより、走りたい。しかも例の“競争しよう”とのこと。
パパはふみに付き合う。ダッシュ、ダッシュー、あっという間に見えなくなて。
早足で追い付けば、ふたりは笑ってわたしを待っている。
お月さまは、もう半分をちょっと超えた大きさになった。
前で歩くふたりの写真を、明るく、セピヤ加工をすれば、
これを見て、故郷の砂嵐の天気を思い出す。
春の砂嵐の時季に、故郷はこの光景である。
こうやって東宮御所を回って、豊川稲荷に着く。
お参りして、穏やかな平安な一年でありますように。