二十キロ
まだ鼻水あるふみだが、今日の柔道にどうしてもでたいと。
本人がそういうなら…ということで、4時に、ふみとU君をお迎えに。
玄関で、Yちゃんのママとあった。
つい秋まで、Yちゃんのフィリピン人のママは、体格のいい方だなとの印象だったけど、
目の前のYちゃんママ、スラッとして、まるでモデルのよう。
「お痩せになってません?」
「ししし、はい。痩せました。はい。う…ん、にじゅう、にじゅうきろ」
「20キロですか?!」
「はい。二十キロです。わたし、百七十一センチ、七十六キロ。今、五十四キロ、はい。」
身長1.71で、54キロ、そりゃモデルに見えるワ!。
「体重、意識的に落としたんですか、それとも…」
「いしき?」
「あ、ダイエットなさったんですか」
「そうそう、はい、ダイエット、私ダイエットがんばりました」
「20キロは素晴らしいですね。どれぐらいかかりましたか」
「えっと、に、にかげつ」
「二ケ月?!どうやって?」
「ごはん、食べない。はい」
!?
「ご飯食べないですか?でも、お腹すく時、あるんでしょう?その時はどうしてたんですか」
「え…、お野菜。はい。どうしても食べたい時、野菜を食べます」
ひゃ〜〜、すごいですね。
食べないで、どうしてもお腹がすく時、野菜をかじって、二ケ月で20キロあまり落とすなんて。すごい努力だわ。
「素晴らしい!がんばった甲斐がありましたね。今、こんなきれいになって。本当、ステキ!」
「えぇ〜〜、」Yちゃんのママは笑う。
や〜、いかほどの精神力だろう、尋常じゃないですね。
脱帽。
道場の前で、ふみが気付いた雲「ママママ、見て、龍みたい。龍の雲だよ」
冷蔵庫に絹ごし豆腐しかないから、ちょっと残念。木綿や、島豆腐があればね。