テスト
今朝、揺れを感じ、ラジオからもテレビからも、地震速報がでて、山梨、富士五湖あたり、震度5弱。
山梨?これ、東海大地震?富士山だいじょうぶかしら、と思った時、もう一回揺れて。
ガスストーブ、火を消す、しばらくジーっとして、その後、収まった。
いかん、髪もまだ結ってないや、「わたしをジャマしないで、地震が来たらこのまま外にでるの嫌だ、今からやる」「いやだな、今日は水泳のテストなのに、勘弁してよ」。
一人で忙しいわたし。
最近の分析だと、東京では、立川断層、多摩断層、首都直下型、東海地震、が全部抱えてるらしい。
もうこうなったら、助かるかどうかは、運としかいいようがないわ。
地震発生の時、どこにいるのか、それは本当にどうしようもないことだから。
地盤の弱そうなところ行かない、だいじょうぶなところしか行動しない、というわけにもいかないもの。
身だしなみをきちんとしてから、「ふみ、宿題よ、地震が来たらできなくなるわよ」
「やばいやばい」
ふみは宿題をして、9時22分、岩手・青森でも震度4の地震があった。
それからもあっちこち、ちょくちょく、今日は、地震の日だね。
お昼は、冷凍してる残ったカレーを食べたいと、ふみはそれを食べて、
わたしは、目玉焼き一個と、きのこ・人参入りきんぴらごぼうを作った。
昨日買ってきた熊本産のごぼうだけど、とってもおいしい。
青空とたっぷりの陽ざし、けど、寒い。もう手袋なしではダメになる。
東京の雪、こんな何日経っても溶けないのは、あまり記憶ないかも。
スイミング、今日は進級テストのため、混んでた。
早めに着替えをしたふみは、すぐ見かけなくなったと思えば、立花隆似の父娘Dちゃんのお父さんと談笑してるではないか。
プールに入ったふみは、今度Dちゃんと楽しそうに談笑。
しかしふみのクラスで、ふみ一人、目立って上手だわ〜、本当に。
とくに一人一人テストをやっていると。
ふみと他の子の違いはあと一つ、水に入ってるふみは、例えテストでも、他の子のような緊張や、戸惑いが全くなく、とっても楽しそう。
楽しそうにふみはテストを受けた。
クロール、それから呼吸しながら25メートルを全速バタ足で泳ぐ。
試験官の先生が途中「ストップ。もういいよ」と言っても、
ふみは聞こえてないように、25メートル完泳した(完泳って言葉あるかな、わたしが作った?)。
テスト終了、一人一人奥で発表があって、ちょっと遠いところだけど、ふみが見えた。やや下向きで、別に喜びには見えなかった。
合格できなかったかな。上手に見えたのにね。
出てきたふみは、いつもと変わらない笑顔で、淡々とカードをわたしに差し出した。
…こりゃ落ちたのでしょうね、「ふみ、頑張ったね」
「うん。だから進級できたよ」
え?よく見て見たら、本当だ。11級じゃありませんか!
ふみ、やはりいつもと変わらない様子で、何か食べ物ない?と、おねだりするだけだった。
「すごいね、ふみ」
「僕は、進級は全部普通にできるね。あれだけよ、あの水着の紐が取れた時だけ、できなかったね」
ありゃ〜、あれは、タブーと思って、ずっと話題にしなかった。ふみはもう、何事もないように、自ら言及するようになったんだ。
「ふみくん合格したんですよね」Dちゃんのママが声をかけてくれて、「おめでとう。うちのAはだめだった。(AはDちゃんの下の名前)」
「ふみはAちゃんのファンです」とわたしが。ふみが更衣室に入ってると見て。
「えっ?!そうなんですか?あ、あはは、あはははは」とDちゃんのママは驚喜を見せる。
帰り道に、ふみが「パパとしんちゃんにメールで教えてね」と。
水泳の合格の時、ふみは必ずパパとおじのしんちゃんに教えたがる。
「わかった。ふみ、もう次の水泳は、Dちゃんともう一緒じゃないね」
「そうだね」
「寂しくなるね」
「そんなことないよ。ぼくは10級を目指してるから」
おっ、かっこいい。
でもふみは格好つけてるんではないと思う、そもそもふみは、まだまだ花より団子なんだから。
夕食は、天ぷらを作りました。
淡泊な上品の味。
ごぼうと人参の天ぷら。
ごぼうも人参も、皮むき器で薄くしてもの。パリパリしておいしい。
まるでケーキみたいにおいしい。
同じ保育園の卒園生のK君のママからメールが届いて、
警察署の剣道教室、来週火曜日の夕方、申し込めば見学できると。
ふみに聞いたら、見学だけなら、行ってみたいと。
だいじょうぶかな。柔道場のゆる〜い空気になれたふみは、厳しい厳しいお巡りさんの御指導に。
夜、テレビ見てたら、今日一日、発生した地震が22回だそうです。