餃子
今朝、定例のヒーロードラマたちを見て、パパを送り出したふみは、「夢かな、ぼく、11級に進級したよね」と言う。
へぇ〜淡々としてたから、あんまり喜んでもないのかな、と思ってた。
すごい努力したわけでもないから、だからか、進級できた感動は、他の子よりずっと温度が低い。
水泳に関しては、見ているかぎり、ふみ、努力というより、その分の身体能力だね。
みんなと同じく、週に一回のスイミングスクール以外、特別、練習もなんにもしてないしね。
上の級に行けば、いろんな大会に参加できるから、楽しみだ。勝負が大好きなふみだもの。
塾で使う筆箱の裏面に、水泳の進級のシールを貼ってあげた。
「いつの間に?」とふみは嬉しそうに聞く。
「ふみ、結構喜んでるじゃない。でも昨日は、先生が合格発表した時、ふみ別に“やったー”みたいな、なかったね」
「いつ?あ〜、ははは、あれはね、先生がみんなのカードを持ってきた、見ちゃダメと言って、でもぼくはこーうして、一番下のは青のシールが見えた。11級のだなってわかって、11級に進級できるのは僕だけだから、合格したってわかった。」
そうだったんだ。
今日は寒さは同じく、プラス北風がビュービュー。
そんな中、ふみと近所のスーパーの朝市へ。
中の売り場に生姜が見当たらないから、ふみに150円を渡して、外に出ている店で生姜を買って来るようにと頼む。
「わかった」ふみは走って出て行く。
走らなくていいのに。
間もなく、ふみ、戻ってきて、「ママ、聞いた。生姜はないって」
「そう、生姜ない?じゃ、しょうがないですねって、言わなかった?」
「ダメよ、遊んでると思われるもん」
それは失礼しました。
買ったものを、ふみは一生懸命、買物袋に入れてくれて、帰り道に、ずっと玉子などの入ってる袋を持ってくれた。
長い坂、重いでしょうに。
お昼は、ふみは久しぶりに冷たいお蕎麦が食べたいと。
深大寺蕎麦を茹でて、寒さのおかげで、茹でた蕎麦は、もう氷も要らずに普通の水道水で充分麺はしまる。
本当に、きんぴらごぼうが好き。
食事後、のど自慢を観賞。
気付いたら、ここのところ、日曜日ほとんどふみと、のど自慢を見てる。
わたしは、どなたが合格できるかを当てる確率が高くて、ふみに尊敬されてる。
ふみは、マラソンが好き。なんでだろう。
お正月の箱根駅伝も、飽きずに中継を全部黙々と見てた。
最近になって、「マラソンに出たい」とよく口にする。
ダメよ、子どもがマラソンを走るのは、過労になるから、だから子どもに参加できるのはないから、と説明しても、なかなか納得いかないようす。
「じゃ、中学生にならないとダメ?」
中学生だって、子どもじゃないの。
このあいだの連絡帳には、「最近のふみ君、走り出したら、保育士もみんな追い付けない」と書いてあって。
走るのが大の苦手のわたしには、理解できないや。
寒さだけなら、外にお散歩も考えられるけど、風があると、ちょっと。
「ママ、餃子食べたい」と、ふみは朝から言うので。
午後、餃子を作ることに。
お正月の中華パーティで食べたニラエビ水餃子が美味しくて、朝市でニラとエビと干しエビを買って、それを作る。
ふみは、出来れば大根餃子がいいと、仕方なく、もう一種類を。
大根・人参・豚肉・ほうれん草の蒸し餃子を作る。
ふみも参戦。蒸すほうだから、どうでもいいや。茹でるのなら、きちんとしないと、中身が出てきて、ばらばらになる。
出来上がり〜