一件落着
今朝、ふみを保育園に入れて、出て来た時の空。
北風が吹いて、本当に寒い。寒いわ〜
まだ真冬のように戻ったな〜 水曜日に、もしかして雪になるかも、
と天気予報が言ってる。
雪かぁー。
十何年前、確かに3月にすごい雪が積もった日があった。
電線が雪の重みで弛んでたのを覚えてる。
謝恩会で先生に贈る色紙、色紙と言っても、結局アルバムの一ページの片面ずつだが、名前のあいうえお順で、わたしはフィリピン人のYさんのペアになった。
YさんはN先生へのを素早く完成し、連絡用の保育園のお部屋の前の缶に入れてくれた。
わたしはF先生のを完成し、先週の月曜日に缶に入れたのだが、金曜日に見てみると、まだそのままあった。
Yさん、気付いてないのかしら。
色紙担当のTさんにメールしたら、Tさんもそれで悩んでる。
Yさんにメールもしたし、電話もした、が、どうもイマイチ通じてなくて。
え〜〜、わたし、封筒を缶に入れる前に、ちゃんとYさんにメールをしたけどね。
英語がしゃべれればね。Yさん、日本語は片言だけど、英語ペラペラ。
どうしようと思って、今日、お迎えに行ったら、なんと、Yさんとばったり会った!
色紙のことを説明し、Yさんはやっと二人の先生に書かなくちゃいけないことを理解して、冷や汗をかくような感じで、封筒を受け取った。
夜、Tさんにメールをして、色紙、無事にYさんに渡したことを報告。
やれやれ。
謝恩会に向かって、いろんな連絡事項が、どんどんメールで届いて。
今まで、横の繋がり無さ過ぎる分、なんだか賑やかで。
この頃のふみ、わたしを見た途端、もう困った顔になる。
「なんか食べ物ない?」「疲れたぁ〜」「ここが痛い」
「なんでガムもってないの?」「おやつは?」「柔道は疲れる」「塾は面倒」…、…
絵に描いたような、「ママ〜」と叫んで、満面の笑みで両手を広げて、走って、胸に飛び込む、なんぞの場面、ないの?
ママに会ったら、文句ばっかり。そして、ちょっと気に入らなかったら、
「もうママ大嫌い、」「もうママあっち行って」
そう言ったくせに、あっという間、何事ないような顔で寄ってきて
「抱っこ!」と。
遊んで疲れて、「ママ抱っこ!」、退屈になったら、「ママ抱っこ!」
ママという存在は、なんだろうね。
ママだって、自分の時間ほしいし、やることいっぱいある、大嫌いなどと言われると、へこんでしまう。
わが子の前で、母親というのは、自我は二の次でないと、ダメってことかね。
これが無償の愛ってものかしらね。
ま、いいけど。
鶏肉には、すりおろしたニンニクとショウガをたっぷりと揉み込んでる。
風邪予防になるし、おいしい。
塾から帰ってきたふみは、黙々と食べて、
「え〜、フライドポテト、もっと、ほしかったあ」と困った顔を見せる。
いいよいいよ、「ママ、とってもおいしい、ありがとう、また作ってね」
なんていう場面は、もう望まないから。
パパは何回もおいしいと言ってくれた。
スープは、和風だしに、大根おろしをたっぷり入れて、それから豚のバラ肉とレタスを入れたスープです。薄味だが、うどんを入れてもおいしいなとわたしは思う。
夕方、保育園へ向かう途中、咲いてる梅の花。
「ふみ、違うママならよかったね」
「どうして?」
「もっと、元気なママなら、いつも一緒に遊んだり。そのほうがいいでしょう」
「このママがいいの」ふみはわたしの肩を軽く叩く。
たまには、うれしゅうこと、いわはりますな。