アジサイ

道端のあじさい。

もうこんなに芽が出てるんだね。もう、春だね〜、まだまだ肌寒いんだけど。

我が家の、種類が別の二株のあじさい、今年は咲いてくれるかしら。
まだ枯れた枝しか見えないが、いっぱい水をやった。
今年も咲いておくれ。



夕方、貧血のお注射に行って。
「二週間ぐらいだね、注射はもう。いかがです?ちょっとよくなった感じする?」と先生が。

「ええ。おかげさまで。今、紙を見ても、食べたいと思わなくなりまして。2月頃、もう紙を口にしたくて我慢ができないぐらいでした」

「あ、そうですか。…、えっと、カミ、ですか?えっと、カミ?あっ、噛むこと?え?どういう意味?」

「紙です紙」

「カミ」

「ええ、紙。あ、ペーパー、ペーパー」

「紙?!紙を、食べちゃうんですか?」

「はい。でも、食べるというより、かじる、ですね。飲み込みはしないんですけど」

「はぁー、紙をですか。でも、飲み込みはしないなら、だいじょうぶよ。うん。だいじょうぶじゃない?うん。えっと、どういう意味ですか?鉄分の注射をすると、紙を、口にしたくなるってことですか?」

「逆です。貧血を起こしたら、紙が美味しそうに感じてしまうんです。異食症というらしいんです。紙や、氷、土など、食べたくなる症状が起きるのです」

「ほぉー、そうですか、へぇー」先生はメモする。「でもあれですね、ある意味でラクですね。採血なんかしないで、紙を食べたくなるかどうかで、判断できるもんね、はははは」

6、70代と思われるその先生は、相変らず女性っぽい香りの香水を使用してる。



専門家って、案外その専門分野の新しい知識を、勉強してないのかもしれない。
とくに医療などの科学分野、日進月歩、常に注意して情報を入れないと。

とってもいい先生だけどね、確かな腕だし。一昨年かな、鼻からの胃カメラもこの先生がやって下さった。


専門家と言えば、通ってる美容室の美容師さんに、ヘアースプレーを完全に落としてないようで、多少髪に付着してると言われて。

アップする髪型、どうしてもヘアースプレーを使ってしまう。ラクで便利だが、なかなか落とし切れないのが、悩みだ。


調べてみたら、スプレー落とし専用のジェルは探せばあるみたいんだけど、
髪をしっかり濡らして、シャンプーの前に、先にコンディショナーで髪全体を塗り、クシで優しく梳く、流して、それからいつも通りに、シャンプー、コンディショナー…。


そうしたら、スプレーのスタイリング剤はきれいに落ちた。



この前、美容室で、その美容師さんに、「髪きれいになったね。スプレー全然残ってないね、そういうのを落とすジェル入手したんですか?」

「いいえ…」説明してあげたら、
「えぇぇぇ〜〜、そうなんだー、それはいい方法ですね、へぇぇぇ〜知らなかった」

春一番が吹く日に、うっかり外に出たら、絶対遠くまで飛ばされそうな、ほそ〜い体のその男性美容師さんは、技術がよく、仕事も丁寧な美容師さんなんだ。



血液検査の結果は、貧血以外、肝臓、腎臓、中性脂肪など、みな標準値。

心臓や骨は、充分注意すること以外、仕方がない。
その他の、努力すればなんとかなるものは、努力し続ける。



休みが今日になったパパは、ふみの塾の送り迎えして、夕飯は、むきエビを買って、ふみにエビチャーハンを作ってくれた。