けいさつかん

昨日の一日の雨、今朝は、いったん上がって、湿っぽい空気に、やはり冬と違って、春の気配がする。


昨日は雨で、スイミングをキャンセルして、今日に振替した。


スイミングスクールへ向かう道端の雑木林の枯れ葉の上に、新しい枝に、新芽がいっぱい出てきて。

嬉しくなりますね。


「ふみ、見てみて、沈丁花、咲いてるよ」

「見たー」
全然見てないじゃん。花も可憐で、いい香りもするのに。



着替えして、ふみは泳いでる。25メートルのコース、前より速くなった気がする。


わたしは、この日曜の10:30〜11:30の時間帯に振替するのは、都合がいいんだ。
日曜の午前のレッスン、早朝のがあって、その後一時間休んでから、このレッスンになる。

ふみと、いつも早めに着くから、ほとんどまだ誰もいなく、余裕でガラス越しにプールが見れる最前列に座れる。

土曜午後だと、前後レッスンがあって、混み合いぶりは半端じゃないから。
それに、比較的にわたしは、午後より、午前のほうが元気なんだ。

けど、ふみはこの時間帯をあまり気に入らない。
その理由は、「半からのがイヤなの」だそうだ。
つまり、ちょうどの時間が好きで、30分からのが、気に入らない。

同じ一時間なのに。


レッスンが終了して、肩にタオルをかけて出てきたふみ、なぜか苦笑いような、困ったような顔して、近づいてわたしの耳元に、「怒らない?」と囁く。


ふみ、パンツの上に水着だった。
(^◇^)


今日も、ふみは自分で更衣室で着替えして、脱いだ服は畳んで持ってきたから、わたしもチェックしなかった。まさかパンツを脱ぐの忘れ、その上に水着とは。


吹き出しそうなのを我慢して、「いつ気づいたの?」と聞く。

プール入った途端、あ、いつもより重いと感じて、それで気づいた、とふみは言う。

やっぱり我慢できず、笑いだした。


「なんで笑うのよ」とふみが。


「ごめんごめん」
難しいな、怒ってもだめ、笑うのもダメか。


結局ふみはノーパンの状態でズボンを穿いて、何事なく出て来た。


ふみは、自分はいくらふざけてもいいけど、人には厳しい。

この前の卒園式・謝恩会の後、デパートの写真屋さんに行って記念写真を撮ることを事前に予約していた。


カメラマンとスタッフ3人は、子ども相手に頑張った。

メガネの男性は、いろんな玩具を頭に載せたり、音を鳴らしたり、変な顔を作ったりしたが、ふみは、何の反応もなかった。


「あれ?あれれれ?」と男性スタッフは困って、「どうしたの?緊張してる?」と。

「…おもしろくない。つまんないから」とふみが。


(ー_ー)!!

大人だって、必死なんだから、みんなたいへんなんだよ、わかってよ、ふみ。



保育園で描いた、ふみが“なりたかった”警察官の絵。

ダチョウ?と思ったけど、よく見たら、これは自転車に乗ってるお巡りさんだね?そう聞くと、ふみは喜んでた。よかった、当たったみたい。