ハムスター

暑さも寒さも彼岸まで、と言うけれど、今日も肌寒い一日だった。


彼岸明け、今週末からはだいぶ違うのかしらね。



保育園のふみたちのお部屋の入口に、こんな知らせが書いてあった。


あのハムスター、亡くなったんだ。


卒園文集にもハムスターのことが載ってあった。

子供たち当番で世話をしてた。


ふみをお迎えして、ハムスターの話をしたら、お墓まで案内してくれた。

「Hちゃんが触ったの、冷たいねって言った」

「そう〜、ふみも触ってみた?」

「触らないよ、触りたくないもん」

「みんな悲しかった?」

「う…ん、でも誰も泣かないよ」

「泣かなくても、悲しかった?」

「もう、忘れた。ママ、食べ物ない?今日は塾だよ」