卒園遠足

夕方ヨガを。だいぶ体力が付いてきたから。
貧血がひどい時に、ヨガも休んだ。


見ない顔がいて。
とてもスタイルのよい女性、スカートのような広めのズボン、腰までの長髪、姿勢よく巨大のカバンを肩にかけ、いかにもヨガの名人の風貌のその女性は、わたしの隣りだった。


ヨガの最中、彼女はずっと「ふぅぅぅ=」、「ほぉぉぉ=」と、派手な呼吸をなさる。

「呼吸は静かに」と先生が言っても、しばらく彼女はまたすぐ「ほぉぉぉぉ」と始まる。


隣りのこの方、実はで少林拳法の名人じゃないかって、わたしが気が散って。

('_')


でも久しぶりのヨガ、やっぱりよかった。


先週、出れないけど、いつものように教室のお花を用意した。
可憐なかすみ草、見慣れてる白のではなく、淡いピンクと薄い青。


その日、午前のレッスンの後、教室を覗いて見たら、換気扇は回しっぱなしだった。
先生にしては珍しい。落ち着いていて、几帳面なこの先生は、こんな“うっかり”はありえないなと思いながら、換気扇を消したら、たちまちすごい匂いが!


(>_<)


なんだろう。
なんと、その可憐なかすみ草だった。


ご存じな方に尋ねると、お花の色を出すため、顔料を吸わせてる、その一種は、アンモニア臭がする、と。

アンモニア臭、まさにそれだった。その強烈なアンモニア臭の中、ヨガの生徒さんたち、呼吸法をしたりして…、参った参った。


慌てて違う花を生けた。


次のヨガの時、先生に、「この前、すみませんでした。あのお花は、あんなに匂うとは思わなくて、買う時それほどでもなかったです。やはり密室だと…、本当に失礼しました」

「そのお花、きれい」と、先生は相変らず、たどたどしい日本語で、微笑みながら、おっしゃった。




今日は、ふみは保育園の最後の遠足、お弁当はもちろん、パパの手作り。

ふみ、またお友達に自慢したんじゃないかしら。ウルトラマンの顔だもん。



S君のママがわたしに、
「卒園式の将来の夢の時、ふみ君のママの話し、すごくよかった。あれでみんな一気に平常心に戻れて…」と。


平常心か、それはそれは。