立夏
待望の五月晴れ。
シーツまで洗って、さっそくお日さまの下で干す。
ナデシコのつぼみたち、一気に開いて。
夕べ、ふみが眠ってから、パパと明日の休みは、どこに行くか検討。
わたしはゆっくり休みたいから、それにふみは久しぶりにパパと二人っきりでいることを望んでるんじゃないかなって。
奥多摩の方へ、と決めて、乗り換え案内で時間割り調べ、パパも、ショルダーバッグより、リュックがいいとのことで、わたしはふみの着替えを用意する。汗をかくから、それに温泉も入ろうと、着いた駅から、バス20分ほどで温泉にも行ける。
ふみ、「この頃、温泉に行ってないね、いつ温泉に行く?」と何回も口にするから。
けど、保育園の時と違って、パパが土日を休まない限り、ふみと三人で出かけるのは、もう難しくなって。温泉のために学校を休むのはちょっと。
ふみは6時に起きて、機嫌よく宿題をやる。だって、パパと一緒に出かけられるんだもん。
パパが一日ふみの相手になってくれるとわかると、わたしは朝、どうしても目を開けられない。
微かにパパとふみの会話が聞こえて、また眠って、また聞こえて、この調子で7時過ぎになって、起きた。
なんと、パパとふみ、奥多摩に行くのではなく、近くで遊ぶことになって。
「どうして?」とふみに聞くと、
「だって、せっかくパパが休みもらって、電車乗って、バス乗って、時間がもったいないよ、パパと一緒に遊びたいから」
パパに聞くと、「まあ、ふみがそうしたいなら」とのこと。
朝ごはんのあと、二人、近所の公園でサッカーを。
わたしは昨日の引き続き、だらだらと横になって、テレビを眺めては、また居眠り。
10時頃、二人戻ってきた。汗かいて、真っ赤な顔してるふみに着替えさせて、また出かけた。
子供の日の今日、何を食べたいと聞かれて、ふみはショウロンポーと言うので、パパと新宿へ。
わたしは、適当に食べて、やはりソファーで横になる。
四方八方の窓を全開して、そよ風を感じながら、うとうと。
午後、頑張って掃除機をかけて。
もう、はあはあいって、やっぱり、疲れたわ〜、疲れが溜って。今日みたいなのんびりできるのは、本当に助かった。
夕方帰ってきたふみは、疲れてるはずだが、またパパと遊びたいと言って。
「自分の体を大事にしてあげないとダメよ。休ましてあげないとかわいそうだから」とふみを説得。
パパが、ふみに、なんで温泉に行かない?と聞いたそうで、
するとふみが、「ママがかわいそうだから」と答えたそうだ。
いやだ、そんなに気遣わなくていいのに。でも、うれしいわ〜、ふみ、ママのことを心配してくれてるんだね。
カタバミ、小さいお花が咲いて。
カタバミは夜になると、葉っぱが閉じる。
お行儀よく寝るんだね。
今日は旧暦の15日、月が皓々と夜空に。