夢
ベランダのアジサイ、色をもう少し深めました。
カタバミの“袋”がいっぱいできて、ふみは、もう見向きもしたくない。
なぜなら、この前、霧吹きで水をやっただけで、パーっと爆発して、小さい種が、
ふみのおでこや顎、眉毛に飛んで来て、それで、もう嫌になったみたい。
昨夜、心拍数また50台に下がり、息苦しかった。薬を飲んで、早めに休んだ。
今日は、わたしのお休み。
午前、出かけようとしてたけど、テレビを見て、ソファーで眠ってしまった。
夢をみてしまった。
わたし、スポーツクラブの玄関みたいな、ロッカーがいっぱい、人もいっぱいのところにいて、出ようとした時、父親とすれ違った。
その人、顔白くて、きめ細かくて、若い。父に似ていない、だけど、それが父だと、わたしはわかった。
話しをかけると、父は曖昧な言葉を発しながら、暗い外に出て行った。
慌てて追っかけて行こうとしたが、靴がない。
わたしは下駄箱に戻って、なぜか、グレーのヒョウ柄の雨靴を履いた。
出た途端、左右がサイズ違いすぎることに気づき、また戻って、受付の店員さんに言うと、あまり聞いてくれない。
「靴が違うんです」と一生懸命わたしは言う。
やっと、店員さんが「じゃ、名前を登録してください」と言って、
渡された紙に、名前を書こうと、そのカタカナの名前が、なぜか、何回も何回も間違え、順番間違い、字が間違い、どういうことだろうって、焦って。で、覚めた。
しばらく、ぼーっとした。
わたし、靴を正しく履いてたら、名前をちゃんと書けてたら、どうなったのだろう。