赤くなりました
まだ暗いうちに目覚めて、イヤホンでラジオを聞いて時間を潰して、少し明るくなってから、ベランダへ。
なんと、ミニトマト、赤くなってる!一個だけだけど。
うれしいわ〜
さっそく摘んで、まず仏様に。
ふみに教えたら、椅子を仏様のところまで運んで、その上に立って、両手を合わせてから、そのトマトを下した。
切って、一口だけだけど、みんなで食べてみた。
そんなに甘くなく、昔ながらのトマトの味。
野菜たちに肥料をやることに。
以前買った、わりと高かった肥料がまた残ってる。ちなみにその肥料というのは、「洞窟に数百年堆積したコウモリの糞」なんだ。
栄養はあるし、病気は防ぐことができるし、無臭だし、多少やりすぎても肥焼けしないし。
ひゃ〜、あたし、農家に向いてる?ベランダぐらいの規模に限られるけどね。
昨日のふみのスイミングを、今日の朝に振替したので、またいつもの時間に出かけて、昨日も今日も、せっかくの休みなのに、ゆっくりできなかったわ〜
スイミングスクールで、一年2組のD君と会った。
二人、更衣室に入って、出て来たふみは笑ってる。
どうしたの?と聞いたら、わたしの耳元で、
「D君がね、ゴーグルをつけないの、なんでって聞いたら、“母ちゃんが自分の好きな色で選んだから、恥ずかしい”だって」
その母ちゃんが選んだのは、ピンクのゴーグルなのかなと思ったら、プールに入ってからD君が付けたのは、紫のだった。
ふみたちは見えにくい場所で泳いでる。たまに視野に入ると、視線が合って、笑顔を見せるふみ。
幼児たちが、プールサイドに沿って、やって来た、ガラス越しで自分の親たちに手を振る。
一人男の子が、どう見てもわたしに向かって笑顔を作って見せてる、頬にはまだ涙が。
手を振って見せたら、男の子が、しくしくして、大きい声で「また会おうね、また会おうね」と言う。
頷いてみせると、満足そうに笑って、「また会おうね」と言って、幼児の列は戻った。
笑ってしまった。なにを思ったのでしょうね。かわいい〜
水泳が終わって、電車に乗って、バスに乗って、熱帯植物園に行こうと思ってるわたしたけど、ふみは、行きたがらない。
小さい時は、映画や、美術館、植物園など、ふみと一緒にいろいろ行ったのに、最近はほとんど行動を共にするのが、難しくなって。
もうふみは美術館に全く興味なくなって。残念。
うちに戻ることに。
午後、また植物の手入れ。鉢の植え替えたり、ミニトマトに棚を設置したり。
今まで、割り箸を繋げて、支えてあげたけど、トマトが実ってから、重さで枝が曲がったりして、それに、どんどん伸びて行くトマトは、もう割り箸三膳分の高さを超えてるから。
蚊に刺され、慌てて蚊取線香を焚く。ふみは虫刺されを持ってきて、塗ってくれる。
植え替えた野菜たちへの水やりは、ふみに頼んだ。
それからは、シソの収穫。それもふみに頼んで、ふみは自分のアンパンマンの安全ハサミで、丁寧に一枚一枚切ってくれた。