オクラ

朝起きて、やはりお野菜たちを見に行くのです。

トマトは、さらに2、3個赤くなりました。


オクラ、ま〜、立派になって。


しかしわたしの野菜を育てることは、食べるためかしら。味見したいは、あるけど、本格的にどうこうではありませんね。観賞用だけでもないですし、
“実る”ことへの喜び、ってことでしょうか。


世の中、実ることは、むしろ珍しいですけど、植物は、愛情をかけた分、まんまに、それ以上に報われます。申し訳ないほど。


黄色い小さい花が散ったあと、小さいトマトが。



朝顔のつぼみ。


学校で育てているふみの朝顔が咲いたそうです。
K先生がふみに「クラスで一番に咲いたね、おめでとう」とおっしゃったそうです。

ふみ、よかったね。お花やお野菜を育てるの大好きだもんね。必要以上に水をやりたがるのが問題だけど。


「ふみの、なんで早く咲いたかわかる?」
「まさか、ママがあのコウモリのうんこをやりに行ったんじゃないでしょうね」
「しませんよ。植物は、育てる人の気持ちが勝負よ。ママは毎朝ベランダに行って、なにしてると思う?」
「水やるでしょう?」
「それだけじゃないわよ、植物たちと話してるのよ」
「なわけないじゃない」

ほんとうだってば。

もうふみは、どんどん俗っぽくなって、あー残念残念。



毎朝起きて、6時半頃から、ふみは塾の宿題をやることに。
算数は、どういう訳か、5枚から、いつの間にか10枚になってる。
国語は、いつの間にか、主語や述語をやってる。
英語も。


一緒に柔道をやってるK君のママがそれを聞いて、とても驚いてらして。

「朝早く起きてお勉強する子、そうはいないよ、ふみ君は“できる子”って証拠よ、もったいない。進学塾は、2年生から入れたほうがいいんじゃない」と。

それから、私立の中学校や、都立のトップの中高一貫の学校の情報をいろいろと教えてくれて。

私立より、レベル高い中高一貫の都立に入れればなって思ったりして。

M君の歌手のママは、こう言ったことをまったく考えていなく、M君は塾も通っていない。M君のママは、わたしに塾の話を聞いてきて、知ってる範囲のことを教えて、ふみの行ってるところの電話や先生の名前もメールした。

無料体験の何日間をしてみたいとM君のママが。


考えたら、ふみは確かにえらいわ。

同じ年齢の頃のわたしは、朝起きてお勉強なんて、ちょっと考えられないね。