緑のカーテン

ゴーヤの成長ぶり、凄まじいほど。

蔓は、ベランダの天井まで伸びてる、まだ7月になってないのに。

雄花雌花がたくさん咲いて、この小さいゴーヤの形が付いてるのは、雌花。

朝、咲いてる雄花を摘んで、雌花に受粉をさせ、それでゴーヤが実ることになるだそうだ。


これは先日に赤くなったトマトとは別の株のトマト。
外国の品種で、高糖度だそうだ。

もしかしてこれは黄色いトマトなのかしら。


片付けていたら、ふみはわたしの扇子を見つけ、どういう風の吹きまわしか、「落語を見せてあげようか」


ふみは正坐をして、手に扇子を持って、深々とおじきをして「では、ヒラバヤシの話しをします。お楽しみください」と、落語を始めました。


ふみが落語が好き、よくパパに読んでもらってるのは知ってるが、自分で落語を暗記してるのは、知らなかった。披露するのも初めてじゃないかしら。


「…ではこの手紙を、本町の平林さんに届けるんだ、行ってきな、行って参ります。サダキチはお店を出ました。ま、外にでたほうが、イヤなことも忘れるので、…、これはなんと読むのでしょうか。これはタイラバヤシだね、…」

結局サダキチはいろんな人聞いた結果、ヒラバヤシを、「いちはちじゅうのもくもく」と読んでしまって…、
「あ、もう疲れた、もうおしまい」、ふみの初落語が終わり。

ちょっと感動した。


「ふみ、あとどんな落語を覚えてるの?」
「えっと、目黒のサンマ、かぼちゃ屋、千両みかん、地獄八景、アナドロ、饅頭こわい…」

全部知らないや。わたし、落語にさほど興味ないから。



午後、スイミングへ行って、「第五週目なので、ないですが」と言われて、
またまたわたしのうかつでした。
ふみにも文句を言われて、
お散歩お散歩。


散歩の帰りに、3時のおやつに、ふみとカフェに入った。