夏日

今日も暑い。当たり前だけど。でもカラッとして、真夏の暑さ、むしむししてるよりは、幾分かラクかな。変わりはないかな。



今日は小学校の夏休みの図書室の開放の日。ボランティアの図書員として、わたしは10時に学校に着いた。図書室開放は、10時半から。


ドアを開けたら、一年の担任のK先生とN先生がいらして、ちょっとびっくり、思わず「あっ」と言うわたし。

ついこの前、「これからはちゃんとご挨拶をします」と言ったばかりなのに、「あっ」って…。


2組の担任のN先生は、図書の担当でもあります。

N先生は今年に入って来たばかりの先生だが、大のベテラン。


K先生と同じく、年齢不詳。

女性だけど、男に負けない身体能力の持ち主。釣りが趣味、縄跳び名人。
体型というと、K先生と同じく、贅肉一切なし。しわもないが、短くした髪は、白髪交じり。

なので年齢の判断が付かない。

動きも言葉も、テキパキ。とっても頼りがいがある。

一見男っぽいのだが、2組のお母さんの話によると、繊細な一面もある。

連絡帳に何か書いてくれる時、印として、必ずかわいい付箋をつける。
このギャップが、また、たまらないらしい。


N先生は、片目の視力が、ある事故で、ほぼ失なっている状態で、N先生は、そのことを挙げて、人はそれぞれ、心や体の痛みを持っている、それを触れないように、そっとしておくのは、思いやりなんだ、と、授業中、子供たちに話してたそうで、何人かのお母さんは、その授業をたいへん感心してた。


芝生キャンプの日、夕方にN先生が来て、大きいカバンをしょって、どこかに行った帰りのようだ。

遠くからそれを見かけたTちゃんのママがわたしに、
「N先生、また釣りの帰りかしら。格好いい〜、もう私、惚れ惚れ。N先生が男だっから、もう私、ちょっとたいへんかも」って、笑ってた。


なんとなくわかる。その全く飾り気がなく颯爽としたところ、たしかに格好よすぎ。


N先生は図書の担当なので、図書室で何回か接触してた。
たまにうまく登録していない本があって、本来なら業者を待つしかないところだけど、N先生に話したら、「うん、これぐらいなら、私がやっちゃいます」。N先生は、パソコンも精通してるようだ。


一学年に、こんな大ベテランが二人もいるなんて、あり得ないことだから、ということは、やはり、K先生とバトンタッチで、K先生は今年で最後ってことでしょうね。


プール開放の期間中でもあるため、図書室に来る生徒さんは、まあまあいた。


ふみと同じクラスのG君も来た。
「返します」とG君は本のバーコードのシールのところを、ちゃんとこっち向きにしてくれた。

さすがG君、いつも礼儀ただしいG君。

けどふみはG君のことを、丁寧しすぎでむかつくという。とんでもないわ。


「G君、今日はプール?」とわたしは作業をしながら聞く。
「いいえ。今日はプールじゃありません。今日は本を返しにきました」
あらま、ご丁寧ですこと。
「弟さんは?」
「弟は、うちで待っています」

あらま〜

G君のお母さんが、G君のことを、「小さなおっさん」と言って。
それを思い出して、ひそかに笑うわたし。




知人から、大きいなキュウリとゴーヤを頂いた。

大きいキュウリの半分を、玉子と炒めて。

ゴーヤは、やはり素揚げ。



夕焼け。明日、また晴れて、暑い一日ですね。