トマト入り

ミキサーにかけたトマトの汁を、小麦粉に捏ねて、生地を作って、

30分ぐらい寝かしてから、葱パイを作りました。


ふみは少しお手伝いをしてくれて、しかも作る過程を全て記録をして(ほとんどわたしの口述により)、これで、夏休みの自由研究になれるわ。


夏休み、あと二週間で終わりですね。


湿度が高くて、蒸し暑い。



夜、MXテレビ(BS朝日)で、内モンゴルをやってるよと知人からメールをもらいまして、さっそくチャンネルを変えて観ることに。美しい草原とモンゴル遊牧民を紹介する番組のようだ。


ちょうど映っていたのは、「モンゴル遊牧民の男たち」。


顔付きや雰囲気が、ちょっと違うなと思いながら、続けて見てたら、やがて記者に向かって、彼らは話しを始めた。


普通に中国語、しかも北京弁っぽい、いかにも地理的に北京に近い生まれ育ちの人たちがしゃべってます、これは、モンゴル人の遊牧民?、とても思えない。



見れば見るほど、めちゃめちゃだ。

観光地の夜、モンゴルの女性という若い女の子たち、観光客に向かって踊りを披露。流れてる歌は、「バジャヘイ」、チベットの歌じゃない!


番組の後半は、あるモンゴル人遊牧民の御夫婦が紹介された。

旦那さんは李さん、奥さんは許さん、思いっきり中国人。

いかにもモンゴル遊牧民らしく見せるため、一家はゲルを立てるところから始まった。

李さんと許さん、モンゴル民族衣装を身に纏う。


はぁ?笑うに笑えない。これは、普段、草原の本物の遊牧民の着る民族衣装ではない。

舞台や観光地の撮影時の貸衣装なんだ。


御夫婦二人、明らかに着こなしていない民族衣装を着て作業している。もう邪魔でしょうがないのでは。

あの女性の許さんの民族衣装は、白の上に、赤のを着重ねて、
あの赤の衣装は、腰から4枚に割れてる。舞台衣装で、踊る時に、ハイスピードで回る時に、あの4枚の赤い生地が、傘のようにほぼ平らに広がって、キレイ。

だけど日常生活には、不便でしか、なんにもない。

わたしも観光地で、あれと同じのを着て、記念写真を撮ったことがある。

あと、圧縮した茶葉を削る時のあの女性の手付きにも、びっくり。豆腐を切るように、無理やりに切ろうとしてる。ああやって硬い茶葉を削るモンゴル人、おそらくいない。


李さんと許さん御夫婦のゲルに、ご近所さんという劉さんが訪ねてきた。もちろんこちらもバリバリの中国語。

話の内容も、モンゴル人なら、チンギスハンが出てくるはずのところを、清朝の皇帝の伝説をペラペラと。

もう、どうなってるの?!

草原まで占領してきた中国人が無知すぎたBS朝日を騙したのか、
BS朝日が撮りやすいように、やらせたのか。


番組のご感想を寄せてくださいと最後に出てたけど、馬鹿馬鹿しくて話しにならない。


テレビって、こんなもんでしょうね。

テレビやマスコミの言ってること、間違いだらけ。適当、いい加減。


コメンテーターの話しに、首を傾げることも多々ある。


こんな世の中、しっかりした意志を持たないと、思うがまま誘導され、思うがまま煽られ、思うがまま流され。

左右されない人間になろう。