腕時計

デパートの電車グッズのコーナーで、ふみは動けなくなって。

珍しい。小さい時は電車に夢中だったが、年齢とともに、全然興味がなくなったのに。


ふみの要望で、この新幹線の腕時計を買ってあげました。

5百円ちょっと。


そうしたらたいへん、もうふみは腕につけて離さず、
寝る時も、眠ってから外してやったら、翌朝、文句を言われます。


今朝、スイミングスクールへ向かう途中も、何回も何回も「ママ、今、何時何分だと思う?」「○○?」「ブッブー、正解は××分でした」



夏に学校に来てくれた水泳K選手、
つい最近、再び来てくれたみたいです。

東京でのなんとかワールド大会で、銀メダルが取れたそうで、それを子供たちに見せにきたのだそうです。

「ふみ、K選手また来たみたいよ」

「そうよ」

「知ってたの?」

「うん、音楽の授業中に来てたもん。銀メダルをみんなに触らせた、軽かったよ」と、ふみ。


なんでよ、普通、話してくれるでしょう。