声が小さい
扁桃腺が腫れて、顎や首あたりのリンパ節もゴロゴロ腫れて。
昨日は、病院に行く病院に行くと思いながら、結局眠ってしまい、行きそびれて。
今日こそなにがなんでも、と思ってる時、朝早々、
広報の委員長さんからメール、「私は明日、朝一番に並びに行きます…」
ひゃ〜、プレッシャー
明日土曜日は、ふみ学校の学習発表会。
学習発表会は、運動会の時みたいに、父兄、特におじいちゃんおばあちゃん、もう朝早く並びに行くの、いい席を確保するために。
明日、わたしは相当の気合いを入れないとアカンやわ。まず6時に起きないと。
そのため、今日、病院に行きます(ToT)
もうこの一、二週間、最悪やわ。
元気に登校に行って、午後元気に帰ってきたふみ、
急に元気ない顔を見せ「あ〜、また先生に怒られた」と言いながら、
要らない弁当箱に浸けてる貝殻(意味不明)の水を取り替えて。
勘弁してよ〜、今日、学習発表会のリハーサルでしょう。
「なんで怒られたの」
「声が小さいから」
「先生はどう怒ったの?」
「こらぁーって」
うん?こらぁー?声が小さいだけで“こらぁー”なんて怒鳴る先生じゃないわ。
「声が小さいじゃなくて、あなた、またYくんとしゃべったりしたでしょう」
「バレたかー」
「ダメじゃない、空気読んでよ、リハーサルでしょう?もうK先生のずっとの努力、あなたたちに台無しされたよ。舞台の上、じゃべったりしちゃダメでしょう、なんでわからないの」
「Yくんがちょっかいだして来るもん」
ふみは貝殻を数えながら。
ダメだこりゃ。
この子、先生をナメ始まってるわ。
どうせ先生は、教室から出すとか、怒るとか、それ以上できないとわかって。
冗談じゃないわよ。
さきにふみを塾に行かせて、帰ってきてご飯を食べ、お風呂入って、それからわたしは“年末総決算”。
ふみを叱った。
道理も言って、これだけじゃ効きなさそうで、
「K先生は実はもう我慢の限界、あなたはこれからまた教室から出さなきゃダメなことになったり、言うこと聞かなかったり、喋っちゃダメなとき喋ったり、K先生はもう、校長に、ふみくんは私の手に負えないので、よそに預かってください。つまり、除名よ除名。もう二度とこの小学校来なくていい」
…
ふみは泣き初めて、やっとちょっと耳に入ったようで。
念のため、何回も何回も繰り返し、「K先生はもう我慢の限界、これ以上もう耐えたくない…」。
喉は痛いわ、体力はないわ、でも、ふみはこう叩かないと、もう無法状態になって。わたしは、母親として…。
K先生、ふみのこと、手に負えないのも、ちょっと本当だと思う。
明日の学習発表会の前に、とても必要な説教だ。
これでたぶん普通にやりこなす。
考えたら、K先生もかわいそうだわ、ベテランのいい先生なのに、ふみみたいな生徒に当たって。申し訳なくて。
北九州から転校してきたYくん、ふみとすぐ仲良くなって、ふみに北九州のお友達の話をして、
あ〜、微笑ましい〜
違う違う、何の話しよ。一緒にふざけて、ダメだよ!今日はこの話しよ。