十三夜
昨夜から、ふみは咳が出るようになりました。
午前、ふみは、担任の先生からファックスで貰った宿題を全部やりました。
それからふみを連れて病院へ。出席停止は明日までなので、登校許可を書いてもらいました。
咳は、インフルエンザと関係なく、喉に少し炎症があるからとお医者さんが。
処方箋をもらい、薬局で待ってる時に、隣に小さい子とお母さんが座ってました。
その子、ひどく咳込んで、口を大きく開いて、コンコン、カンカン、
お母さんは楽しそうにテレビを眺めて。
よほど持っていた子供用マスクを差し上げようと思うほど。
こういう方のシンケイ、どうなっているのか理解しがたい。
薬局の中でも、子供用の可愛いマスクを売ってるのに。
すぐ立ち上がるのも露骨ですし、どうしようと思った時に、呼ばれまして、助かりました。
お昼は、大根の煮物と、イカ、長芋の素揚げをに。
ふみ、専ら大好物の長芋の素揚げを食べて、小さ目の2本分を、ほぼ一人で食べつくしました。
でも、あとのは見向きすらしないです。
塾に電話をして、宿題を取りに、午後、ふみと行ってきました。
ポストに、学童クラブからのお手紙がありまして、
学童クラブの職員さん、ふみのお友だち、いろいろ励ましのお手紙、びっくりしました。
実際、インフルエンザは効く薬がありますから、
アデノウイルス感染症と比べて、ずっとずっとラクだったのに。
やはりインフルエンザの報道と宣伝で、国民的に、インフルエンザの“イ”を聞くだけで、顔色が変わるほどですね。
インフルエンザの予防接種を疑ってましたが、
わたしも、パパも移されてないことは、考えたら、やはり予防接種のおかげじゃないのかしら。
でないと、ふみとこんな密着生活をしていて、防ぎようがないもの。
でも、Kくんの予防接種を受けたパパは、Kくんから移されたしね、
判断、むずかしいものです。
接種を受けてないと、ピクピクするに違いない、わたし。
それもストレスで嫌ですし。
夕方、ふみは一心不乱に大相撲中継を観賞。
夕飯はカレー食べたいと、ふみのカレーは甘口なので、パパは食べない、パパにはアジを焼いて。
カレーに、生姜とにんにくをすりおろして入れました。
作りながらテレビをちらっと見ると、
「あ、この力士、すごいハァハァしてますね、だいじょうぶかな、心臓悪いのかしら」
「マスノヤマ、呼吸の病気があるから、20秒以内に終わらせないと、もう危ないの」
へぇ〜、枡の山。そうなんだ。
「わ、塩すごい」
「うん、アサヒショウ、塩撒き名人」と、ふみは、やはり目は画面から離れません。
朝日松、塩を高く撒きました。
月、皓皓と。
今日は旧暦の13日。昨日、ヨガの先生がおっしゃってました。日曜日は満月です、と。
ヨガが終わって、先生は、たどたどしい日本語で、最近お亡くなりになった大鵬との思い出を、単語、単語で、ゆっくりと語りました。
「どうでしょうか。人生の宝物、どうでしょうか、皆さんの人生の宝物は、何かありますか」と先生は最後に。
お礼を申し上げて出ようとしたら、
「あ、そこから、見てください、月、きれい」と先生が。