フルーツフルーツ
坂道で拾った、蝋梅。
あ、鎌倉に、蝋梅を見に行かないと。
二回目の広報誌の試し刷りが、業者側からパソコンに送られて来ました。
印刷して、校長先生・副校長先生・広報の担当の先生へお渡しすかる役は、わたしになって。
午後、それを届けに、学校へ行きました。
校長先生がわたしをソファーに座らせ、試し刷りを見て、それから、校長先生といろいろお話をしました。
ふみと、あっちこち歩いてることをお話をしましたら、
校長先生は、とても感心してくださったのです。
「私はいつも幼稚園のお母さんに、自転車はやめて、お子さんと歩いて下さいっと言っているんです。みなさんは、お忙しくて時間がないのかもしれないですけど、せめてお迎えの時、お子さんと手を繋いで、歩いて帰ってください。自転車じゃ、道端のたんぽぽが、いつ咲いたのか、枝に芽がいつ芽生えたのかは、わからないじゃない。…」
校長先生は、わたしのことを「いいお母さんです」と褒めて下さって、一瞬、涙が出そうになりました。
「先生、わたし、いつも自分を責めてます。子どもは、みるみる成長をしているのに、母親のわたしは、なかなか成長していないことで。ほかのお母さんはみんなしっかりしていて、子どもは、ああいうお母さんを持っていると、心強いでしょうねって、わたしなんか、ほんとうにしっかりしていなくて、ほとんどの時は、どうしたらいいかばかりで、ふみも、違うお母さんなら、もっと…」
「なにをおっしゃいます。いいお母さんです。こうやって子どもと手を繋いで歩く、いろんな発見があって、季節の巡りを感じて、これはなにより素晴らしいですよ。今のお母さんは、自転車でお子さんを塾や、習い事に連れて行くのが忙しいんです。それも大事かもしれませんが、それより、まだ小さい時の今、周りのことをもっとしっかり見て、感じて、そのほうが、子どもの成長にずっと意味があると、私は思います。××さん、ほんとうにすばらしい。もうね、幼稚園に行って、お母さんたちに話してもらいたいぐらいですよ…」
校長先生は、幼稚園の園長先生も兼務していらっしゃいます。
日曜日に、北鎌倉へ、ふみと蝋梅を見に行くとお話をしたら、
「蝋梅!いいな〜、蝋梅って、うまい名前と思いません?まるで蝋でできたあの花びら、ね〜、いいことだ。季節折々のお花や自然を見るのは、いいことだ。私が小さい頃、母親が働いてたから、いつも自分で遊んで、うちはお袋がいないようなもんで、それもそれで慣れて。でもたまに、お母さんの手を繋いで歩く子を見て、羨ましかったのは、覚えてます。…。今のうちよ、中学生になったら、特に男の子、またお母さんと手を繋いで出かけるなんて、難しいですよ。寂しいでしょうけど」
「え〜〜、寂しいですね。手を繋いでなくても、一緒に出かけたいですね。その時、どうしましょう。あ、その時、わたしは校長先生をお誘いします。どこどこに行きたいです、ご一緒しません?と」
「あっ、え?あ、ありがとう。えっと、さっき何の話しでしたっけ…」
校長先生、ちょっと照れてらっしゃいます。
文化の違いですね。改めて感じます。
これが故郷でしたら、わたしからではなく、校長先生が「中学生になったら、…、その時、僕を誘ってよ、 一緒に出かけますから、あははは」というのが、よくあるパターンじゃないでしょうか。
「学校に来た時、いつでもこの校長室に寄って下さい、どこに行ったかと、また聞かせてください」と校長先生が。
とてもいい先生です。
入学してまもなく、学校に行ったら、校長先生がわたしを見て、普通にわたしの名前を呼んでました。その時の感激、忘れません。
玄関に降りて、事務室のおじさんに、「すみません。南門はまだ開いてますか?」と聞きました。
正門は、わたしには少し遠回りになるのです。
「開いてますよ。××さんを待ってましたから、ずっと締めてないですよ」
ま〜〜、恐れ入ります。
しかしおじさんは、いつの間にかわたしの名前を覚えたのかしら。ありがたい、ありがたい。
明日はわたしの誕生日です。
食べたいフルーツ料理店では、平日しかコース料理をやっていなくて。
というわけで、一日早く、誕生日祝いのお食事をすることに。
イチゴトマトスープ
ふみの評論、「あの肉以外、全部デザートだね」。
や〜、わたし、甘いものは、実は得意ではないことを認識させられました。
フォンデュあたりから、厳しく感じるようになって。
最後に、サプライズで、お味噌汁が出るなら、感激しますけど、とすら思って。
や〜、いくら果物が大好きでも、一遍にこんな種類こんな量、キツイわ〜
当分、フルーツはお休みしたいと思うほど。
最後に、ソフトクリームと言って、実はパフェーと変わらない“デザート”!!また出て、本当にお断りしたいけど、失礼になると思って、頑張りました。
厳しい厳しい。
厳しすぎて、なんだかおかしくなって、パパと爆笑。
お料理の途中、ご親切に、まだ出回ってない新種イチゴ をサービスで出してくれて
決して高くないお値段なのに、申し訳なくて、頑張って食べるしか。
最後、料理長らしき方がいらして、
ふみに小さいリンゴをくれました。
お店は混んでました。予約しないと待つことになります。
甘〜い、甘〜い、お祝食、甘〜い、甘〜い、一年になるように。