春雨
緑豆とでんぷんでできた中国食材の、はるさめ、ではなく、
“しゅんう”のはるさめ、です。
昼から降りだして、しとしと、静かで、気づいてもらえないほど。
気温は一桁、寒いです。
仕事先の七階から、雨の中の屋根たちを撮ってみました。
それを、明治時代っぽく処理して。
でも、これは春雨だと思うと、少しわくわくになります。
雪がちらつくかもしれないのに。
春は、いいものです。
青い春じゃなくても、いいものです。
「ふみ、学校で、バレンタインのチョコ、誰かが誰かに渡してない?女の子たちとか」
「ないよ」
「本当?」
「あんなの持ってきたら、先生に取り上げられるよ」
(^O^)
いいね。そのほうが断然いいわ。
でないと、もらったらもらったで、お返しなど考えなくちゃいけないのがたいへんですし、
もらえなかったらもらえなかったで、可哀想ですし。
全面禁止するのが一番。
よく見たら、身体中、古銭の模様が。
夕方、塾に入ったふみを待って、カフェに座って。
寒いから、暖を取るためか、カフェに人がいっぱいになって、
コーヒー一杯でずっと座るのは厳しく感じ、
出てきまして、寒いですし、雨ですし、うちに帰って何かを作るのもね〜、
結局ファミリーレストランに入りました。
結局、夕飯はファミリーレストランにすることに。
パパはお仕事で遅くなりますし。
ふみが来るまで、さきに熱々のコーンスープを。
明日、接近する小惑星の破片とか、今日のロシアに落ちる隕石のように、こっちに落ちるかもしれない?
なのに最後の晩餐が、ファミリーレストランなんて、悔しい…。