ガソリン
道端に、紫陽花が咲いています。
ふみが言ったように、今から咲いて、梅雨時どうするでしょう。
五月晴に紫陽花。
登校するという時、ふみは急に、「昨日の靴下は?外に干してる?それを履く」と、履いてる靴下を脱ぎ、ベランダに行きました。
もう…。(やめなさい)と言いたいのを飲み込んで、「どれ?届かないから、ママが取ってあげる」ということになりました。
ふみは、その気に入った靴下を履いて、嬉しそうに学校へ出掛けました。
あ〜、ひそかに自分を褒めました。
雨上がり、雲が一つない眩しい空。
3時半、学童へふみをお迎えに。
「あれ?ママ?どうしたの?」
「どうしたのって、ふみちゃんをお迎えによ」
「なんで?荷物があるから?…あ〜、僕が言ったからね〜」
思い出したんだ。
今日は、学童に置いてる着替えなどを持って帰ってきてと言ったら、
「重いから、じゃ、ママがお迎えに来てよ」とふみが。
待って、荷物、なんか足りないのでは。
学校の体操着、給食当番の白衣、で、
「ふみ、学校の上履きは?」
「あ、忘れた。…ごめんなさい」
ご、ごめんなさい?
ま〜
(上履きは1週間も履いてれば、汗とかで、洗わないと不潔よ。ふみのスニーカーだって、ママは必ず洗ってるよ、週一回は)という言葉を飲み込み、「次忘れないでね、2週間洗わないと、さすが腐っちゃうわ」としか。
だって、“ごめんなさい”と言ったもの、ごめんなさいって。ま〜
水曜日、病院へ採血しに行って、その結果を今日聞きに行くことに。
「だったらママは病院に行っていいよ、僕は一人で行くから」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」ふみの塾は病院の順路じゃないんですけど。
「ふみ、行くわよ」
「ママ、トイレに行かない?トイレに行って、行ってよ、行って。僕は盗み食いしないから、ほんとう」
\(^o^)/
採血の結果は、案の定、貧血がまた始まりました。
鉄分、女性は、45〜200だが、
わたくし、38しか。
赤血球も、血色素も。
仕方ないですね〜
今日から、また週に2回のお注射をうけることに。
しかしガソリンのない車なのに、よくも頑張って、ふみと遠出したりしましたね。
夜、ふみは、運動会の練習を見せてくれました。
初めてじゃないかしら。
保育園から、運動会はなにをやる?学習発表会はなにをやる?という質問に対し、一切答えないか、「忘れた」「知らない」としか。
ひゃ〜、変わるもんですね〜
目の前のふみ、「学園天国」を歌いながら、踊ってるじゃありませんか。
急に歌は止まって「ここはちょっと恥ずかしい…」と、声をひそめて「♪このクラスの一番の美人の隣…、ここ、やっぱりちょっと恥ずかしいよ」
あ〜、貧血を治そう、もっと元気で暮らしたい。