北へ

セミの脱け殻。蝉時雨。
もうすぐ8月ですね。



「雲の動き、いつもと違うね」とパパが言うのです。
今朝の窓の前に立って。


「そう?どっちに向いて流れてる?」と、わたしが尋ねたら、


「北、北というか、時々は、西」


これはたいへんだわ。


雲は南へ、強風に押されて小舟は流される。
雲は西へ、どしゃ降り、
雲は北へ、洪水並み。
雲は東へ、なんにも起きないよ〜


小さい頃、この気象についての言葉をよく口にして、雲を眺めてました。


今日は、大雨に違いないわ。

大雨は困る〜、と、当たっておくれ、の半々の気持ちで、わたしも空を眺めて。


洗濯物を干しにベランダに出たら、思わずお花たちの手入れに夢中になって。

あつ〜い。


このままじゃ熱中症になる!と気づいて、慌てて室内へ。


お皿などを洗って、
ふみのスニーカーを洗って、
さあ、ハサキチさんの水を替えようか。

冷蔵庫から取り出した冷たい水は、体に的中のせいか、
今日も、しばらく気絶するハサキチさんでございました。



「ママ、お花に農薬を使ってるんじゃないの?虫一匹も来ないよ〜、前はカマキリが来たこともあるのに」


「農薬は使うはずがないじゃない。お花だからよ、去年はお野菜だったから、みんな食べに来てたけど。それより、暑いな〜、熱中症じゃないかしら」


「氷枕を持って来ようか」








ふみの念願のカブトムシ。

ふみに一人で買いに行かせたのです。
嫌だもん、わたし、この暑さの中、虫のために出掛けるなんて。


ふみは、うれしくてうれしくて、カブトムシを大きいケースに移し、買って来た昆虫ゼリーをやって、

いくら眺めても、足りない様子。




ケースの中は、






午後、ふみのスイミングスクールは、進級テストです。

合格して、7級になりました。




今日は、北関東は、ずっと記録的な大雨、
南関東も、夜7時過ぎ、雷雨と風、竜巻注意報まで。

テレビ中継してた隅田川花火大会も中断。


やはり、雲が北へ流れて行くのは、こういうことなんですね。

昔も今も、国が違っても。