ドリンク
夜中、“ササササ”“ソソソソ”“パリッパリッ”の音で、何度も目覚めて、
カブトムシなんです。
昆虫マットの上に、さらに敷いてる枯れ葉の上を、歩き(這い?)渡って、その枯れ葉の音です。
一方、鈴虫は、りんりんりん。
鈴虫の音は、耳障りにならないですが、カブトムシの断続的な、カサコソという音は、とても安らげないものでした。
ポリーは、朝も静かでした。
喋らないし、鳴かない。人がいつもより足りないなって、どこか不安なのかもしれません。
今日は、パパのお誕生日ということで、夜、三人でお食事をしに行きました。
わたしもパパもアルコールが全くダメなんですけど、せっかくですから、今夜は、二人は梅酒ソーダ。
ふみには普段、炭酸飲料をあまり飲ましてないですけど、
せっかくですから、ジンジャーエール。
ふみは、ジンジャーエールを飲み干した途端、急に顔が真っ赤になって、呼吸が速くて、ダウンしてしまいました。
アルコールを飲んでいるはずのパパは、顔が全く赤くならないのは、ちょっと不思議だな〜と、もしかして…、と思って、パパの残りの梅酒ソーダを飲んで見ましたら、
ジンジャーエールではありませんか!!
ということは、ふみが飲み干したのは、梅酒ソーダです!
お店の方がグラスを置き間違えたんですね。
アルコールもソフトドリンクも、同じ形のグラスなんです。
責任者の方が入ってきて、
アルコールの氷は丸い天然の氷で、ジュースの氷は冷蔵庫で作った四角い氷という違いですって。
なので店員さんが悪いんじゃなくて、そもそも分かりにくいシステムだということ。
中身が冷たいため、グラスが曇るから、中の氷の形、ほとんど確認できないもの。
わたしは、
これからはグラスを分かりやすくしたほうがよいのでは、でないとスタッフの方たちも困るのでは、と伝えまして、向こうは、すごくあやまってきまして。
ふみは、バタッと眠ってしまって、
仕方なく、「もう少し、いさせてください」と言ったら、
もちろんもちろん、毛布や敷き布団を持ってきてくださいました
ふみ、なかなか起きなくて、このままじゃ無理矢理におんぶしかないんだねってパパと話して、
もう一度起こしてみましたら、ふみはふらふらと起きてくれました。
タクシーに乗って、帰ってきたら即シャワー浴びさせて、眠りました。
やれやれ。
本人は、心拍数が上がって、ちょっと気分悪かったんですけど、特にワケわからなくなったこともなく、助かりました。
梅酒ソーダと言っても、そんなに梅酒は入ってなくて、アルコールが全くダメなわたしすら、ちょっと赤くなっただけでしたから、ふみにも幸いでした。
しかしパパ、ジンジャーエールを梅酒ソーダとして、ちびちび、ちびちび飲んで…、なんだかそのことが、わたしには、たまらなくおかしかったのです。
なので、向こうからみて、子供がたいへんなのに、このお母さん、ずっとにこにこ、にこにこ。
あー、忘れられないお誕生日でございました。