下界


軽井沢、う…ん、どうでしょう。
高原の空気が爽やかで、風がひんやり、特に今年の夏には、感激するほどですが、

有名な避暑地として、テレビや雑誌、あっちこちに取り上げられるためか、観光客は殺到。


どんなところでも、人がここまで集まれば、台無しと言いますか。


それに軽井沢は、熱海のような伝統的な素朴な暖かさもなければ、
鎌倉の洗練さもありませんね。




田舎のショッピングモール的な、ブランド品の大型のアウトレットショップが並び、別荘販売の不動産屋さんが集中。



大量な人が集まれば、大量なマナーのよろしくない方も。


食べ物に向かって、豪快にくしゃみを飛ばし、
ランニングシャツに、いかにもトレーナーのズボンにスリッパの家族連れ、



娑婆世界だもん〜



駅前で、信州蕎麦をいただくことに。

これがまたイマイチで…。


店内には、元総理大臣から、なんとか有名人から、力士までの、サイン色紙や写真が飾ってあって、楽しませて頂きました。

が、蕎麦はイマイチでした。


あれほどの蕎麦好きなふみ、途中で食べるの止めまして。


ちょっとちょっと、あの数々の有名人と記念写真を残すおかみさんの前で、蕎麦を残されるなんて、
おかみさん、もう信じられない許さない雰囲気だじょ。


ふみの分まで、頑張ってパパとわけて、完食。

やれやれ。


ま、高原の爽やかで涼しい空気は言うことないです。下界に比べて。





帰りの新幹線のホームで、カマキリがいて、

ふみ、ちょっかいを出しに行ったら、威嚇されました。当たり前よ。




カマキリ、誰にも踏まれないようにと祈りながら、新幹線に入って、座って間もなく、眠ってしまいました。




東京駅のホームに降りた途端、
わー、なにこれ!サウナ!?

暑いわ〜


下界に戻った実感。


うちに着いて、その足でパパはポリーをお迎えに行きました。


ペットショップに預けられてるポリー。


うちに戻ってきて、大きな変化はないが、やはり戸惑っている様子。

パパのメガネに乗りますが、乗り方が以前と違ったり、


ベッドの下に入って、なかなか出ようとしなかったり。

寝る時間も、籠の中で小さい声で何かを喋って。

「ポリー、もう寝んねだよ、もうだいじょうぶだから、もうどこにも行かないから」

そう話かけても、やはり、しばらく小さい声で何かを喋ってるポリーでした。


かわいそうなポリー。



ふみは、相変わらずの車酔いで、困りました。

バスも酔うし、タクシーも酔うのです。

宿からの送迎車、駅までは40分ほど、ふみには、かなり厳しかったです。
本人も苦しいでしょうし、そばに座るものも、たいへんです。


どうするんでしょうね。


明後日、ふみはまたパパと遠くへ出掛けるのに、新幹線のあとは、また車なのにね。

ほんとに困りますね。

楽しみと心配が半々で、かわいそうなふみです。