あるけども あるけども

パパとふみ、ポリーを連れてペットショップへ、ポリーのくちばしのケアをしてきました。

くちばしが伸びすぎるのがよくないので、月に一回手入れをしてもらう飼い主もいるそうです。


店員さんが籠を開けて、手を入れたら、ポリーはすぐその指に乗って、またすぐ気づいて、身を引きました。

それを聞いて、ちょっと嬉しく思うわたしでございました。


今日はとんでもない暑さでした。
仕事のお使いで銀行と郵便局に行って、もうこれは予報のような35度ではなくて、40度はあると感じます。


堪えるわ。明日も35度らしいんです。


ひゃ〜




かぶとむし、メスのほうは、亡くなりました。


メスのほうは、一番よく動いてました。いや、ずっと歩いてました。


大きい四角いケースに沿って、山を越え、川を渡って、止まらず歩いて。

「もう本人は、ケースの中と思っていないと思うよ、気持ち的に、もう南米辺りに着いたんじゃない?」と、わたしはふみにいうと、

「南米?どこ?」

「う…ん、アルゼンチン辺りかな」

ふみはうけて。


おととい、物音がしないなって、二人とも土の中に潜って、姿を見せないのです。

霧吹きをかけたら、一ヶ所から葉っぱが動いてました。
その時点、たぶんもメスのほうは…。


あ〜、なんか、悲しい。

もう、あのガサガサ、ゴソゴソは聞こえないのか〜

慣れてない時は、夜、その音でびっくりして目覚めて、ちょうどふみとパパが、パパの仕事先に泊まって、わたし一人の時でしたね。

ふみが蓋をちゃんと閉じてないから、かぶと虫、どこかへ飛んでしまったんじゃないかって、ずっと不安だった時もありました。


昆虫ゼリーを買いに行ったり、かぶと虫用のダニ防止スプレーも買いに行きました。


最初不気味と思っていたかぶと虫、ノコノコ、不器用で、だけど穏やかな、一生懸命な姿に、だんだんかわいく見えてきました。


夫婦仲良く丸太の皮を剥がして、順番で昆虫ゼリーに頭を突っ込んでごちそうになって、…。

あの姿、もう、見えないのか〜、

悲しい。

成虫になってから、約1ヶ月の寿命。

うちに来てくれたかぶと虫、幸せだったんだろうか。


幸せだったと思います。