2日間

フレッシュなミントティー、頭をすっきりさせます。


ベランダから、育てているアップルミントを摘んで、ミントティーを。

わたしって、朝から贅沢やわ〜



日曜の朝は、ふみは相変わらず7時30分からのヒーロー物語を見て、それからベッドに上がって下がって「ほーはー」と、誰かと戦ってる。


わたしがわざわざ買ってきた、合唱に出る舞台のアイドルグループを紹介する雑誌を見ようともせず。

「ふみ!踏んでる!!」

「これ?あ、ごめん、見えなかった。ほぉー」

雑誌を、踏んでたもん〜。


それに、怪獣や妖怪の名前をあれだけ覚えてるんだから、まずこのグループのメンバーの名前を覚えなさいよ。
ママさえ、フルネームで言えるようになったのに。



そういえば昨日、夜お迎えに行った時に、子供たちは先生とスタッフの方に連れられて、列で柵の向こうにいて、

ほとんどの子は、柵のこっちに立っているお母さんたちに手を振ったり、「ママ」と呼んだり、

わがふみ、二人の男の子とジャンケンに夢中、もうジャンプしながらの激しいジャンケンって感じでした。

はぁ〜


帰り道に、回りの「音漏れ」に集まってるファンに聞こえないように、小さい声で、「どうだった?」というわたしの問いに対しての第一声は、
「あのね、お弁当の出し時間が問題だと僕は思うよ。だってね、お昼は11時半に食べて、夕飯のお弁当は4時半に出されたよ、まだお腹が空いてないのに」

はぁ〜


あんなライトと歓声の中にいて、大スターに会って、こりゃ興奮して眠れないんだろうなって思いきや、

いつも通り、パパに本を読んでもらって、いつもの時間に眠ってしまいました。

そして今朝は6時半近くに普通に起きたふみでした。


「ふみ、昨日、×××の番組を録画したから、観ない?」

「え〜〜、今日、仮面ライダーなのに〜」と困るふみでした。

グループへのイメージを尋ねると、「帽子を被ってる普通の人」と答えるふみでした。


舞台から観客の顔が、わりと、はっきりと見える、どんなウチワを持ってる人がいたかを話すふみでした。

「緊張してなかったの?」と聞くと、

「練習は本番のように、本番は練習のようにって、双葉山が言ってたからさ」と答えるふみでした。

ワオ、ちょっとかっこいい。




「ふみ、今日も仮面ライダーとかの本はダメよ、鬼太郎の本なら、ぎりぎりOK」

「わかってるわかってる」とふみはニコニコ。

この頃のふみは、反発や口答えはだいぶ少なくなって、

かわりに、はいはい、わかったわかった、と言いながら、自分の思う通りしてます。

(*_*)



どっちが大人?と自分すら思う時があります。


ふみの衣装を用意します。

シャツは洗って、形状記憶のタイプですから、アイロンをかけなくても。
ズボンは汚れてなくて、洗わなかったです。


畳んで、あれ?ズボンのポケット、ゴワゴワしてます。

中に、タオルハンカチが入ってるではありませんか。

「あ〜、これ?昨日ね、着替えしてから、床にタオルが落ちてるなって、拾ってみたら、僕のだから、ポケットにいれた」

「ポケットに入れたって、なんで衣装のポケットに入れるのよ〜、違うでしょう、舞台であなた、ズボンのポケットあたり、デコボコのままに、ずっとそのままで、歌ってたの!?」

「そうよ」

まー、もう…。





「ママ、のど飴ちょうだい、あのミルク味の、いいでしょう?」と、集合場所へ出掛ける時にふみが。

いいでしょう。


うちに出てまもなく、ふみは何かを話そうとすると、口を開いた途端、ミルク味の飴玉、ポロっと落ちたのです。

「え゛〜、まだ口に入れたばかりなのに〜」と、ふみは涙がポロポロ。

もう、何歳!? 飴玉のために泣くなんて、なさけない。


集合場所についたら、ふみ、すぐ列に入って、すぐ座り込んで、カバンから本を取りだし、隣の男の子に見せ、たちまち3、4人が集まって。


あれっ?、それは、ウルトラマンの本じゃありませんかー。

「ふみ」

聞こえないふり、

「ふみ」

「なに?」、と、ふみは偽りの笑顔で、

「その本…」

「そうなの、ママが見てない時に入れた、いいでしょう?いい、はい、わかった」


なにも言ってませんが。






夕方、パパも一緒に「音漏れ」を。

合唱が聞こえてきて、やはりパパも「感動するね」と。
回りは、うろうろ歩く女性ばかり、
「恥ずかしいでしょう」と聞くと、
「いや、別に」パパは合唱を聞いてから、すぐ帰りました。


ふみたちは出てきました。

今日は、半日でした。

ふみは相変わらず元気です。

今日の第一声は、「ママ、僕が言ったあのジュース、持ってくれた?」でした。


この土日、ふみは恐らく、人生に二度とない経験をしてきました。

本人はどう思ってるのかは (^_^;)