散髪

ポリーちゃんは、自然の食べ物をあまり食べないのです。

人工の餌しか食べたことがない、自然の中で生きる経験がないですから。


ポリーは、大空に飛ぶ鳥なのに、うちにきて、よかったのかしら。


パパが買ったインコに関する本を読むと、
インコは産まれて、その大空という環境を見たことがないから、自分をこの家族の一員だとしか、認識していない。

“人間は自分の価値観をインコに押し付けたり、当てはめたりしてはいけない”と書いてありました。

いくらかほっとして。




「明日は立冬、ふみ、髪を切らないと」

ふみの髪はだいぶ伸びて。
けど立冬前に散髪すべきという根拠はどこからかは、思い出せません。


確かに故郷にいた時に、誰かから聞いたような。

どうせふみの髪、伸びて、散髪しなきゃならないですからね。



今日は、わたしのお休み。

この頃、休みの日は、ほとんどMさんのお着物のお店で、長い時間を過ごしていました。

厳密に言うと、Mさんのお店ではなく、Mさんは店長だが、所有者ではないですけどね。


Mさんと着物のお話しをしたり、着物をいろいろ引っ張りだして、着てみたり。

Mさんのおかげで、着物をなんとか一人で着れるようになって。


いくら勉強、いくら目で見て覚えたって、結局着物は着ないと、永遠にわからないことを、切実に思いました。


自分で着付けするたびに、
あ、襟はこうしたらいいんだ、
紐の位置ここで一番正しいんだ。
など、など。


とにかくどんどん着ないと。


この週末に、この帯を締めるのを楽しみにしております。茶色系の着物に。