修理修理

大寒の同時に春の兆しも。






デパートのランドセル売場の方から電話がありました。

修理、5千いくらかかかります。と。

1年生の時に、ランドセル横のフックが取れて、修理をお願いしましたら、無料でした。


今回は、
横がちょっと裂けて(ふみは無理矢理とダウンコートなども詰め込むから)、そこを縫い直しだけかと思いましたけど。


けど、 デパートからメーカーさんに見せてもらったところ、
「背中に、板があるんですよ、中に縫い込んでるんですが、その板ですけど、曲がってまして、そうですね、普通の扱い方じゃならない歪みなので、なにかの強い力で引っ張ったり、投げ出したり、…」


ありゃ〜
ふみ〜、ランドセル、あと4年も使わなきゃならないですから、あまり乱暴な扱いだと困りますね。


1年生の時に一回、2年生の時に一回。この調子じゃ、卒業するまでは、6回修理に出さなければなりません!?


周りに聞いたら、ランドセルの修理なんぞ、そう聞かないわよ。



ほんとうに困りました(-_-)/~~~




笑うときも、肋骨の骨折ところ、痛いです。なので、肋骨を押さえながら、笑うのです。

楽しいのか、苦しいのか。

今日も夕方から雪がちらつくとの予報だが、どうかしら。
もう三回ほど雪だと言ってましたけどね。

ふみには、雪用のブーツも買ってありますけどね。


夕方は、雨は時折ぼつぼつ。


塾の前でふみを待つ。

「今日どうだった?」、と、出てくるふみに聞くと、
「出来たよ、お腹が空いた、今日の晩御飯はなに?」

「あのね、ふみ、今日ね、ランドセル売場の方からお電話があったよ」
「そう、取りに来てって?早いね」

「じゃなくて、修理するかどうかの確認の電話だったの」

「なんで?」

「料金発生するから、5千いくら」

「へぇ〜、で?」

「修理するしかないじゃない、まだ2年生だから、あと4年使うのよ」

「あー、そうだね」

「でね、なんでお金かかるかと言うと、ランドセルの背中に板が入ってるんだって、見えないところだけど。で、その板、すごく歪んでるって、それは、相当強い力で引っ張ったりしないと、ならないんだって」

「へぇ〜」

「へぇ〜って、ふみがやったんでしょ」

「ふ〜ん、そんな覚えはないんだけどな、あれ〜、う…ん、蹴ったりはしてないよ、ほんとう」


「とにかくふみ、困るから。周りに聞いても、ランドセルを修理に出すなんて、そんなにいないよ、ましてや毎年一回、しかも程度がどんどんひどくなって…」


「ほんとうだ、二回目だね、ハハハハ」


ハハハハって。

「ふみ、ランドセル、大事にしてよ、ほんとうに困るんだから」

「わかったよ。わざとじゃないんってば、あー、寒い、お腹が空いた、ほんとうに寒いよ、ちょっとこれ貸して」ふみはわたしのショールを勝手に引っ張り取って、自分の首や肩にぐるぐると巻いて、笑ってる。

赤いショールなのに。