晴れ
今朝は、6時3分の電車に乗りました。
新宿駅構内、平日とさほど変わらないぐらい、人が多くて、ただ「お休み」との挨拶が聞こえる、朝帰りかしらね。
7時に病室に着いて、パパと交代して。
入院、あと明日、明後日、ですね。
うまくいけば、火曜日退院しますからね。
ふみは今日も、元気。痛みもなく。
テレビの子供専用チャンネルをずっと見ていて、アンパンマンなど。
しかしアンパンマンなんて、うちじゃまったく見向きもしないのに。
今は楽しそうに「ジャムおじさんに直してもらうしかないじゃん!」とテレビに向かって。
アンパンマンの顔のことらしい。
車椅子を押してふみをトイレに行かせて、ふみ、もう上手に一人でトイレができるようになって、
子供って、学習が早いことですね。
わたしは、なんだか胃の調子あまりよくないや、不規則の生活と食事、ですね。
Hくんのお母さんたち、ほんとうに尊敬します。
Hくん、手術前に、気分転換のため、一時帰宅の許可が降りた矢先、体調を崩して、一時帰宅の話しもなくなりました。
お母さんはわたしに「この子、お兄ちゃんと違って、そもそも静かな性格ですから、そんなに苦はならないですよ、私もこうしてのんびりしてます。うちに帰ったら、家事とか、食事とか、毎日お兄ちゃんを学校に送り出すだけでもたいへんじゃないですか、ここでのんびりして…」
お母さんはHくんとパズルで遊んで、
Hくん、急に泣きだして「いやだ、いやだ、できない、できない」
その泣き声はどんどん大きくなり、お母さんが慌ててHくんを抱き上げて「ごめんなさいね、うるさくて」、
「全然、全然、気にしないでください、全然だいじょうぶですよ」と言っても、
お母さんはやはり廊下に出ました。
「できない、できない、いやだ」とHくんの声が響き渡って、最後は、「うちに帰りたい、H、うちに帰りたい」と言って、それからは、もうなにも言わず。ただただ号泣。
帰りたい、うちに帰りたいですね。
根本がそれで、ストレス、ずっと溜まるんでしょうね。
それをよくわかってるお母さんは、いくらHくんが暴れても、怒ることがなく、耐えて、慰めて、
だからHくん、このお母さんを選んで、このお母さんのところに生まれたのかもしれません。
Hくんのおうちは、ちょっと遠いみたいで、一時帰宅は、おうちではなく、マクドナルドハウスへ、だそうです。
マクドナルドハウスでは、闘病の子供とその家族のために、食事も自炊可能で、掃除や洗濯も宿泊者が行えるようになって、それをボランティアが支援するというハウスです。
一日千円で宿泊できます。
マクドナルド、素晴らしいですね、感動しました。
マクドナルドのレジの横に、募金箱が置いてるのは、そのマクドナルドハウスのためです。ハッピセットを一回頼むと、一円の寄附をハウスのほうへ回すそうです。
今まで、気にしなかったんですけど、今度行くなら、募金箱にお金を入れようと思いました。
Hくんのお母さんが、「ふみくんは、今時、珍しいタイプですね。男らしくて。大相撲を見たり、本だって、戦国武将ばかりじゃない、草食男子だらけのこの時代、ほんとうに珍しい。…、ふみくんは、言いたいことや、好き嫌いをはっきり言えるし、今時はなかなかいないタイプですね。男らしいね」と。
昼過ぎ、わたしはレストランから帰ってきて、ナスステーションを通る時に、「ふみくんのお母さま、ご相談したいことが…」、今日の担当の看護師さんでした。
「あの、手術を受けた翌日、ふみくんはご飯を戻してしまったとのことで、特別にスポーツドリンクとゼリーを付けたのですが、それから本人はずっとスポーツドリンクとゼリーを付けるようにとおっしゃって、ずっと付けてました。さきほど、本人は、スポーツドリンクより、リンゴジュースに換えてほしいとおっしゃって。あの、実は、小学生の食事なんですけど、スポーツドリンクもゼリーもなく、飲み物は、お水かお茶、たまにヨーグルトで、あの、今日は栄養士もいないので、リンゴジュース、どういたしましょうか」
( ̄□ ̄;)!!
「申し訳ありません、本人のわがままで、聞き流してください、ほんとうにすみません」
(._.)
ふみに看護師さんの話を伝えて、「…本来なら、付いてないものよ」
「ぼくが吐いたから?イェー、ラッキー、やっぱりぼくはついてるんだ」
わけわからないや。
Hくんのお父さんは午後きました。
お母さんは用事があって出掛けて、
パパといるHくん、とてもおりこう。
「お昼ご飯パパなに食べた?おやつも食べた?」と聞いたり、
やっぱり、ママですね。わがままを出せるのは。
午後、看護師さんがきて、ふみの体を拭きに、
お尻も洗ってもらって、「お湯が熱いよ!」と文句言ってました。