原動力

担任の先生からもらった賞状です。

挙げた箇所は9つもあって、素晴らしい先生です。
生徒の一人一人を、きちんと見てらっしゃるということですね。



朝、ふみと英語教室へ。

ふみは「ママ、もうちょっとゆっくり」と言って歩いてましたが、昨日よりずっといい感じです。


暖かい空気の中、ふみと手を繋いで歩くなんて。


これで、ふみの手術のことが済みましたねぇ〜。
や〜、去年から、診てもらうのに半年順番待ち、
手術まで、また半年順番待ち、
そして2月の大雪の日に術前検査、
それから3月の一週間入院。
退院して一週間、車椅子と松葉杖。

やっと、全て過ぎたと言えるわ。



昨日、病棟へ松葉杖を返す手続きをしに行って、


事前に用意した大きい箱のお菓子を持って、わたしはふみの入院した階に行きました。

ナースステーションで、一人の看護師さんに、
「勝手に入ってきて、すみません、すぐ出ます。わたし、先週まで、一番奥の部屋の、××です」

「あ、××さんですね?」

「はい。今日が診察の日で、もうギプスも針金も取れまして、さっき、松葉杖をお返ししました。あの、つまらないものですけど…」

「それは困ります困ります、受け取っちゃダメだということになってますから、お気持ちだけで…」と看護師は両手を後ろへ、

「ほんの気持ちばかりの…。ほんとうにお世話さまでした」と、わたしはお菓子をナースステーションのカウンターに置いて、急いで出てきました。

なにからなにまで、優しい看護師たちに、お世話になりました。



昨日は、タイミングよく、ふみの手術の支えとして、勇気の原動力の仮面ライダーの玩具が届きました。

ずっと入荷待ちで、ほんとうによいタイミングでした。

玩具と言うより、もう精密機械ですね。
喋る、動く、光る…。



ふみは、これ以上にない喜びの顔を見せてました。

そして今朝、6時過ぎ、ふみは満面の笑みで起き上がって、「ママ、鳴らしていい?」と。

もう昨日から宣言してたもの、明日は6時半からそれを遊ぶからって。










今日は23度ですから、単衣にしました。


3月に単衣なんて(((^_^;)


昔の着物への決まりは、もう今の気候には合わないものですね。




千鳥ヶ淵の桜は咲いたと聞いてますけど、
ふみとぶらぶら行こうかなと思ってましたが、やはりふみを長く歩かせるのよそうかなって、
ぶらぶらとうちに帰ることにしました。


近所の神社の階段、いつもの男坂をやめて、緩やかな女坂から上がることにしました。


階段の途中、ご年配のご婦人が立っていました。

杖をついて、額の汗を拭きながら、はあはあと言って、足元に、ビニール袋が四つあります。

お買い物の途中に、疲れが出たのかしら。


「お持ちしましょうか」と言いましたら、

「え?いいんですか、申し訳ないですね、あの…、ちょっと、この坂が、ちょっとね、困ったね、ごめんなさいね」

わたしはそのお足元の袋を持ち上げると、ふみはすぐ「ぼくも」と、一個、大きいの持ち上げました。


二人は一気に階段を上がりきって、振り向くと、ご婦人もゆっくりと、杖で階段を一段一段上がって。

「ここに置きますね」と声をかけると、

「すみませんでした、助かりました」と、ご婦人は手を振って。




うちに着いて、お抹茶を立て、一休み。



桜、満開ですね。

雪柳も可憐に咲く。