でんでん虫
アジサイは、日に日に色が深まって参りました。
道路に面してる駐車場に、ツバメが来てくれてます。
どうか、そっとしてもらえるように、いじわるされないように、このまま雛が生まれ、やがて巣立ちするまで。
朝、病院へ行って、定期的の採血を受けに。
「最近調子はどうです?」と先生に聞かれ、
そういえば、よくここのところ、頭が薄々痛くて、喉もちょっと違和感が。
すると「まず体温を測ってみましょう」と先生が。
37.7。
喉を見たり、首を触ったり、
「リンパ節が腫れてますよ」
そうでしたか、だから、だるいんですね。
抗生剤を処方されました。
夕方、ふみを連れてサックスのレッスンへ。
今月は一回振替分がありますので、今日になりました。
教室の入ってる建物のすぐ近くに、コンビニがあります。
喉のために、コンビニに入って冷たい緑茶を買います。
ふと、レジのところに、サックスのM先生が立っているのに気付きました。
小さい声でふみを呼んで、「M先生がそちらにいますから、ちょっと…」、まだ(ちょっとここにいよう、先生が出てからレジに)という事を言ってないうちに、
ふみは、「ほんとうだ」と、レジへ行きました。
小さい時から、知ってる人を発見したら、まず隠れるわたしです。
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この咄嗟にまず隠れようというのは、クセで、なかなか直れないものです。
今日の場合、クセもありますが、なにしろM先生のプライベートの時間ですから、おじゃましちゃ悪いと。
大きいサックスケースを背負ってるふみ、M先生の顔を仰ぎ見て、
「M先生、こんにちは」と声をかけます。
ちょっとご挨拶だけでふみはすぐ戻るかと思ったら、
「ママ」とふみはわたしを呼んでるではありませんか。
仕方なく棚の後ろから出てきて、まるで初めてM先生のことを気付いたようで、ご挨拶を、
「ママ、ぼくはM先生と先に行くから」。
(*_*)
コンビニを出て、大きいサックスケースを背負ってるふみは、
体の大きいM先生を仰ぎ見ながら、
喋って歩いてる二人の後ろ姿を見て、茫然とするわたし。
帰り道に、「そうだ、ふみは行く時に、M先生となんの話をしたの?」
「別にたいしたことないよ、あ、M先生はコーヒーのブレンドのSを買ったって」
昨日作った、ヨーグルトケーキです。
あっさりして、とても美味しくて。
タルトの部分に使ったビスケットは、ふみが麺棒で潰してくれたのです。