やりましょう

昨日は採血の結果を聞きに、案の定、また数値が落ち、貧血になって。
さっそくお注射を受けて、これから1ヶ月、週に2、3回お注射を続けなくちゃならないです。


今日も、朝、まず病院に寄りました。

帰りの花屋から、ハイビスカスを買いました。
わりと大きい鉢で、赤より、黄色いのを選びました。



家のカーネーション





薔薇も。
この薔薇、なんだか咲く前にもう褪せた色で。





夕方、ふみを連れてサックスのレッスンに。

コンビニでお茶を買ってたら、ふみ、棚の間をうろうろ、
何をしてる?と聞くと、「今日は先生いないかな」と。

いないよ、そんな偶然に何回も逢わないわよ。

「ぼくやっぱり先に行くね」、ふみはサックスの大きい箱を背負って、でて行きました。

わたしはコンビニをでて、隣の薬局に入ってお買い物。


レッスンの時間10分前に、わたしは入って、廊下にふみの姿を見かけないから、受付の女性にお尋ねすると、
「あ、もう先生のところに入りましたよ」

えっ、もう〜

急いでわたしもノックして入ってたら、
ふみは、先生と話をしながら、もうマウスピースにリードを差し込んだところでした。



「すみません、時間まだなのに、申し訳ないです」とわたしが言ったら、

「いいですよ、ええ、最後、片付けとかも時間がかかりますから」とM先生が。


サックスを買ってほしいとふみがパパに頼む時は、おもちゃをおねだりする時と、違いました。
どうしても手に入れたいおもちゃの時は、もうとにかくしつこく、しつこく、思い出す度に口にする、鬱陶しいほど。



サックスの時、何回も言わなかったのです。
わたしは何回かふみに、「ちゃんとパパにお願いするのよ、“買って買って”とかじゃなくて」

諦めないで頑張りますから、みたいなことをパパに伝えたみたいで、それっきり。


けど、今日、レッスン中のふみを見て、わたしは感心しました。

この子、ほんとうに決心したんだね、真面目に頑張ることに。


レッスンのふみ、雑談なく、ふざけることも、厭きたり、つまらなさそうな様子は、まったくなく、
先生の言うこと、一つ一つの動き、真剣に見て、とにかく吹いて、吹いて、できれば休まずに吹いて、とのふみでした。


前回苦手だったタンギングも、正しく吹けるようになりました。
「いいぞー、いいぞー」と先生に褒められて。


まだ3年生なので、30分ずっと吹くわけにはいかないから、「はい、休憩」とM先生が言うと、仕方なく止まるふみ。

休憩時間は先生がふみに学校でどんな科目が好きかなどを聞いて、
必要最小限の言葉でお答えして、ふみは壁の時計を見て、
「あ、もう、やりましょう」と。

(*_*)



次の「はい、休憩」の時、M先生ふみに学校でどんな歌をやってるかと聞いてから、
二曲童謡を吹いたあと、「これは大人の曲ね」と、1曲吹いて下さったのです。

美しい音色、美しい響き、こんな目の前にサックスの生演奏、

ふみは直立不動、ぼーっとしてしまいました。


あとどれぐらいかしら、ふみがジャズかなにかの美しい曲を、サックスで吹いてくれるのは、
その時に、わたしは、涙が出るに違いないわ。