遠雷
今日も、へんなお天気でした。
お昼、テレビを見ていたら、都内の別の区は、どしゃぶりで、大雨警報まで出て、同じく都内なのに、こちらは日差しもありました。
午後、遠雷が聞こえて、空は暗くなり、まもなく雨が激しく降ってきました。
そんな中、ふみたちの下校メールが届いて、え〜?、だいじょうぶかな。
さすが学校は少し待機させたそうで、でもすぐ上がる通り雨じゃないですから。そのまま帰ってきました。
夜、ニュースを見て、ま〜、雹!
道路の大量な雹を処理する映像、まるで冬の除雪作業のようです。
びっくり。
気候、ほんとうに変わりましたね。
ふみの口元あたり、短い爪跡がありました。
聞いたら、昨日、学童で遊んで、Hくんという子が、かっこういいところを見せようとしたところ、転んでしまって、
ふみは笑いながら「ダサ〜い」と言ったら、
Hくん、泣きながら急にかかってきて、
とのことでした。
「職員たちいなかったの?」と聞いたら、
「こっちにはいなかったから、オレ呼びに行ったの、Hくん、あいつはヤバイよ、すぐマジになるから、前だって、椅子を投げだしたりして、暴れてたよ」
「で、職員は誰がきたの?」
「Oさん。Oさんが、Hくんに、“じゃ、Hくんが失敗した時に、笑うのが嫌なら、どうしてほしいの?”、Hくんが、“笑うより、ドジだなって言ったほうがいい”、面倒くさいよ、もうこれからHくんがなにをやっても、オレは黙って見てるだけにするよ」
「Hくんは、ちょっとデリケートな子だからね」とわたしが、
「なにがデリケートだよ、あいつは子供だよ、笑われるとムキになるのは、子供だよ、Oさんも言ってたよ、“失敗して、まわりがシーンとなって、誰も笑わないほうが、もっとつらいよ”って」
「とにかく人はそれぞれだから、笑われるのが嫌だから、もうこれからこういう場合、笑わないように気を付けないと」
人は、それぞれだから。
ハサキチは、のんびりしてる。