人力
サボテンの“手”、落ちてしまいました。
折れたではなく、落ちて、もう本体との繋がりが、なんの痕跡も残さず。
こうやって、どんどん増やして行くのでしょうね。
タンポポが種を、落下傘に乗せて飛ばすように。
残暑、残暑。
今日はまるで8月に戻ったかのようで、日差しもあって、湿度も高くて。
そんな中、今日はなんだかんだといろいろして、9千歩あまりを歩いて、くたびれました。
体はもう初秋の涼しい空気になれて、急に夏に戻るなんて、
いやだわ、いやだ。
夕方、ふみとサックスのレッスンへ。
くれぐれも先生とお喋りしないように、またふみに念入りに注意。
先生がいらっしゃる部屋を、ふみは何回も覗き込んで、それを気付いて出て来る先生に、ふみはまた走って廊下の棚の後ろに隠れ、先生に見つけられ、大笑いするふみ。
教室に入ったら、わたしの忠告を思い出したようで、ふみは静かにサックスを組み立てる。
レッスンが終わって、やはり静かにサックスのお手入れするふみ。
なんだか、これもこれでヘンですね、普通に、お喋りにならない程度で、軽く一言二言交わせばいいのにね。
ぎゃー、難しい〜
今日は、先生のピアノ伴奏で、ふみは、オーラリー(ラブミーデンター)を吹きました。
レッスン以外、練習もしてないのに、よく吹けたわって、感心、そして、ちょっと感動したわたしでした。
「ほぼ人力」という配達屋さんを時々見かけて、ペダルを漕いで大きいワゴンの中の荷物を配達するのです。
ふみは、この「ほぼ人力」を、「ほぼ人か」とずっと思ってたそうです。
“力”をカタカナの“か”と。