見学
今日は、都民の日で、学校はお休みです。
平日にふみがお休みなのは、なかなかないチャンスで、事前に見学を申し込みました。
今日は、午前曇り、昼から晴れ、との天気予報でしたけど。
テレビでその予報を見たまもなく、雨ザーザー降ってきて。
それからその雨は、止むことがなく、強かったり、弱かったり、
当日のお天気すら当たらないのに、それは噴火の予報なんて、もっと無理な話しですね。
9時10分からの受付なので、8:30にうちからふみと傘を差して、歩いて向かいました。
9時に着いて、通りのこっち側でしばらく雨宿り。
時間になったら、緑のベレー帽の自衛官が出てきて、ふみとわたしに、「見学の方ですか?」と、
「はい」と答えたら、
「では、身分証を…」
保険証をお渡しして、その方は、手に持っているわたしとふみの名前を書いてる紙と照合して、
首にかける通行証をくれました。
「もしかして、わたしたちだけですか」と思わず聞いたら、
「今日の見学ですか?50人ほどです、少ないほうですけど」
(((・・;)
「バスツアーの団体さんは、もう中に入ってます、今日のは、大阪からのです。」
さっそく中に入ると、たくさんの方が…。
見学、なかなか面白かったです。
以前参加した2・26ツアーを思い出します。
今日は、自衛官二人が解説してくださって、背広姿のスタッフも一人ついていて。
敷地は高台にあります、中は相当広くて。
あの有名な裁判を行った大講堂、
三島が演説したバルコニー、
その時に扉に残った跡など、見られました。
大講堂の中、自由に展示品を見られる時間に、
さきほどの緑のベレー帽の方が、写真撮りまくりのふみのところに来て、「お兄ちゃんのために説明してあげようか」と、
竹田宮さまの軍服とか、
やがてあの有名な裁判の話になりまして、やはり、熱くなってきました、
「…あの“夜”じゃない、“月”じゃない新聞、あれは左よりです。完全に日本人のプライドを壊して、日本人は、プライドを持って、世界に向かって堂々と生きるべき、…、自分の目で確めて、なにかが真実なのか…、本を完全に信用しちゃだめ、例えば司馬遼太郎の本、あれはただ司馬遼太郎の世界観に過ぎない、坂の上の雲、あればかり読んだら、乃木将軍に対して誤解を生じる…あ、集合時間だ」
いろいろとちょっと敏感な話題を。
感慨深いものもありました。
歴史って、なんだろう、
真実って、なんだろう、
正義って…。
背広のスタッフの方が急に来て、「子供だから、特別に」と、このボールペンとメモ帳をくださいました。
夜、
「ふみ、その自衛官の方は、自分の話を誤解をしないように、正しく理解して、って言ってたね」
「うん、“忘れてください”も言ってたね」
「あ、ふみ、“夜”じゃない、“月”じゃない、新聞って、なにかわかった?」
「う…ん、朝、朝日?」
ずっと雨が降ったりやんだりした、肌寒い一日でした。
今日の帯留めです。