6時

午前9時頃、電話が鳴って、出たら、
男の子の声で、「ふ、ふみくんに代わってもらえますか」と。

Hくんでした。

1時半に、ほかの2、3人お友達と一緒に、公園で遊んでから、Hくんのおうちで遊ぶことに。


1時ちょっと過ぎ、もうふみはそわそわ、そわそわ、玄関で靴を履いて、ずっと待機。


ちょっとわたしはお買い物に、一緒に下りました。


1時半ほぼぴったりに、Hくんが坂から上がってきて、「お、ふみ」。


坂を下った公園には、Mくんたちもういました。

Mくん「おれ、ふみくんとこの公園で遊ぶの、初めてじゃねぇ?」

Hくん「マジ?」

「マジマジ」

「やばくねぇ?」

ふみを見送りして、わたしは駅のパン屋さんに行き、パンを買って、座ってコーヒーを頂いて。

日曜なのに、一人でのんびりなんて、どれぐらいぶり、というか、あったのかしら、こんな日曜は。


ゆっくりコーヒーを頂いて、ゆっくり歩いて帰って、ゆっくりテレビを観て、日曜昼前から一人でテレビなんて、
…。


4時半に帰ってくるように、
帰ってくると電話を入れるように、
との約束だったんですが、4時半、5時、5時すぎ、日が暮れて、電話は、ない。

こちらからは10回以上かけて、出ない。

Mくんのお母さんにメールをして、Mくんはおうちに帰りましたかと尋ねて。

Mくんのお母さんからすぐ返事がきて、
今は出張先で、主人も仕事で、Hくんのおうちに、6時までいることにしてるみたい、
と。


じゃ、ふみも6時までいるってことなんだ。


しかしね〜、Mくんは、何時に帰るのは、仕事忙しいお父さんは把握してる、歌手で年中あっちこち飛び回るお母さんは把握してる、


家にいるわたしは、ふみはいったいどこにいる、何時に帰るの知らないし、電話も通じない。


5時半頃、電話が鳴り、ふみから、「6時までいるから、いい?」と。


いい?って聞かれて、おかしくて。



帰ってきたふみは、お菓子をいっぱい食べたからと、夕飯は一口、二口で箸をおろしました。

ふみには、お菓子を極力食べさせていないです。
とくに添加物だらけのお菓子は、結局胃腸を弱くさせるなど、いいことがないですから。

日頃そうしていると、ふみは、お菓子が大好きですが、多く食べると、なんとなく調子悪くなります。


それに長時間興奮状態で遊んでましたから、くたびれて。


しかしね〜、連絡するとの約束を守れなかったから、もう次は、ないでしょう。

明日、それをわかってもらわないと。