遠出日和

今日は風もなく、穏やかで暖かい。

午前、ふみと出かけて、稲毛へ、愛新覚羅溥傑邸宅へ向かいました。



長い電車の時間に、ふみとイヤホンの片方ずつ、ビング・クロスビーの歌を聴いたりして過ごしました。
ふみは間もなく歌を飽きて、わたしは、特に「Home On the Range」
 
我が家の周りではバッファローがうろつき
鹿やアンテロープがたわむれる
落胆の言葉は聞かれず
空は一日中雲一つなく晴れ渡る


何回も何回も聴いて、陶酔するわたし。
この歌が特別好きというより、ビング・クロスビーが歌ってるこの歌が大好きです。


稲毛に着いて、徒歩、浅間神社まで、さー、その邸宅、なかなかたどり着かないのです。

もっと目立つ看板があるとか、もっと案内を増やすとか、
そう考えると、気付いたら、わたしはふみに向かって「寂しいね、寂しいよ、なんかね」とばかり言っていました。

神社の中にうろうろ、神社の並びにあることを知っていても、場所を見つけられなくて。

木の繁ってる場所に、ボーイスカウトが活動している、女性スタッフの方に聞いてみることにしました、
「ああ、溥儀さんのあれね、どこだっけ、このあたりだね、どこだっけ」と女性は、隣のベンチで憩う初老の男性を尋ねる、
大きいカメラをぶら下げて、おにぎりを食べてるその男性が「ああ、溥儀さんのあれね、すぐそこですよ、そこの鳥居から出て、…」

やはり、寂しいね〜


愛新覚羅溥傑のこの稲毛仮寓、わたしは好きだな〜

ひっそりして、慎ましく、気品がよく。


古き良き、その言葉通りです。
いつまでもいたい場所です。





溥傑の書も飾ってました。


おにぎりを召し上がったのか、大きいカメラの男性も現れました。ここによくいらっしゃるそうです。


邸宅からでて、男性の案内で、近くのワイン王神谷伝兵衛の別荘にも行きました。



コンクリートの洋館で、きれいですが、わたしはやはり、溥傑の邸宅がよくて。



今日は鏡開、朝、お汁粉を頂いて。

ふみはお汁粉より、磯辺焼きが好きです。