文具
わたしの、いいえ、ふみのだが、わたしが育てている、姫リンゴの木です。
もう二年ほどじゃないかしら。
秋から葉っぱが枯れて、またこうして、春に向かって芽生えて。
朝から、ふみは宿題をやって、わたしは夕飯の餃子の仕度をします。
生地を捏ねて、挽き肉を味付けして。
今日は韮餃子をするため、干し海老を戻します。
まもなく、ふみがやってきて、「なにか生臭い匂いがするよ、なにをやってるの」
ふみの鼻はほんとうに利くわ。少量の干し海老を戻すだけなのに。
普段も、外で歩いたら、よく急に、「あ、××の匂いだ」と言うのです。
しかも匂いへの記憶も結構すごくて。
お昼は、タラのタルタルソースを。
タルタルソースは手作り、ゆで玉子、玉ねぎ、レモン、コショー、マユネーズ、牛乳。
ふみは、マユネーズがあまり得意ではないですから、タルタルソースをあまりかけず、タラを食べました。
ふみのズボンの裾直しなど、ちょっと針仕事をして、ふみと出掛けることに。
二月から、ふみの塾は、もう本格的に4年生の勉強になりますから、大量なノートが指定されて、それを買いに、兼お散歩。
ふみに、リュックを持たせました。
ノートとか、10冊が越えると、手にぶら下がるのは、重いもの。
行きも帰りも歩いて。
帰りは、御苑を沿って、細い清流があって、水が大好きなふみは、メダカ一匹でもあるのかと、探して、メダカも、蛙の卵も、見つかりませんでした。
帰ってきたら、餃子を作って。
明日は、お天気が下り坂のようです。