朝から、雪が降っています。

みぞれかと思ったら、やはり雪でした。


雨草履を履いて、慎重にうちに出ます。

雪は、水分が多く含まれてるタイプです。


昼から雪は雨になり、路面はシャーベット状になり。そんな中、お仕事で税務署へのお使い。

税務署は、大通りから、ペットショップの前に通るのです。
羊、いました。

寒そうで、目も細めて。中に入れてあげればよかったのに。
なんだかかわいそうでかわいそうで。
でも、羊は相当の毛皮だから、寒さには強いはず。
なら、歩きたい、そうよ、歩きたいのよ。

わたしがお散歩に連れててあげるから、とでも言いそうになって。

道端の草、まだいいが、人のおうちで育てているお花とか、むしゃむしゃ、いつの間にか全部食べたりして。

じゃ、どうします?

返して、草原に!牧場に!

そうしたら、毛が刈られる、肉はやがて食べられる。

かなしいね、羊。どうしたら一番いいんだろう。どなたか大きいお庭を持ってる人が、飼ってやってください。幸せにしてやってください。
なんだか、もうその細めてる目を見るのが、耐えられなくなって。


夕方、ふみを連れてサックスのレッスンへ。
ふみは息がだいぶ長く続くようになって。
先生は時々休みを入れるように注意しています。
「ふみ君はうちでなにをして遊んでる?」
「お相撲、とか」
「相撲?大相撲?!ははは、そう〜、だれのファン?」
「…、大関稀勢の里
「おー、しぶいね、白鵬を言うかと思った」
「やっぱり、日本人の横綱がでないと、つまらないから。あと、高見盛も好き、面白いから」
「あー、高見盛ね〜、面白いね、確かに」と先生は高見盛現役の時に、相撲取る前にいつものしぐさをまねして。「そうか、相撲か、しぶいな。あとは、なにかある?」
「え?う…ん」とふみ。

「落語も結構詳しいです」とわたしは。
ふみ「あ〜、落語ね」

「落語?ははは、落語、相撲、それと、大河ドラマでしょう、ふみくん、大人だね」と先生は。


雪の後、シンシンとした寒さ。
明日も一日、学童から学校から、用事がいっぱい。寒いのに。