お花
今朝、ドアに、ペンキの2度塗りをしました。
や〜、なんで楽しいことでしょう。
もうだいぶ慣れて、下に新聞紙も敷かず、さささと。
なんか、あっちこち塗りたくなりました。
今日は、雅叙園へ、生花展を観に行きました。
ふみは積極的ではないが、テレビで生花を観て、まったく興味ないではなかったか
ら、付き合ってくれました。
生花、全然詳しくないですが、なにか人工的に、お花をセンス良く配置したり、とい
う認識のほうが大きかったです。
雅叙園の、やはり百段階段で展示しています。
今日のは、龍生派、ほか、でした。
迫力がありました。
できるだけ自然のまま、できるだけいじらない、“技”を感じさせず。
生花って、こんな雰囲気のもあるんだって、ひそかに驚くわたしでした。
ふみは、「おっ、竹を豪快に使ってるね」と小さい声でコメント。
または、ある作品の前、「これはいい」と、持っている鞄と外套を畳の上に置いて、
胡坐をかいて、その作品をじーっと観ていました。
そんなふうにするお客さんはいなかったので、何人かの人が、一歩前で作品を観て、そしてさりげなくふみの顔を見ていました。
その和室から出るときに、出品者という女性が、ふみの手をとって、「うれしいわ〜、まあ〜、えらいね〜、お花が好きなの?」
「それほどでもないけど…」とふみは小さい声で、照れ笑いしながら。
「ほんとうにうれしいわ〜、何年生なの?」
「三年生です」
「まあ〜」
雅叙園の中庭の飛石でケンケンするふみ。
歩いて目黒の自然公園へ向かう途中、
「ふみ、今日も付き合ってくれてありがとう」
「うん」
「ふみもちょっとは楽しかった?」
「うん。…、ママとこういうことをしてないなら、お花は、うん、チューリップと、バラ、しか知らないかな、あ、あとさくらと」
チューリップとバラは、学校で育てています。
自然公園で、ふみが撮ったにりんそうです。
逆光で、光る輪が二本!
「ふみが保育園に入ったとき、つくし組だったよ。漢字で書くと、“土”に、“筆”、覚えやすいでしょう、つくしって」
優雅なコサギ
飛び立って、カラスのいっぱいいる木に止まって、
間もなく、カラスたちに追っ払われて、
「やっぱり、暗黒が強い」
「なに?その暗黒は」
「だから、暗黒は結局勝つんだよ、正義に、きれいなものに」
あらら、最近、なにを読んでるのかしら。
なんなの?
自然公園を後にして、
白金の街を歩く。
電話ボックス、飾りみたいです。
うちにあるトフィーが入ってた缶と同じだから、ふみは喜んでました。
わたしは、ほぼ方向音痴です。
歩いて、自宅の方向に向かってると思ってたが、恵比寿3丁目にたどり着いたり。
やっとなんとか広尾あたり着いて、タクシーで帰ってきました。